9月9日は重陽の節句。華道を習っていた頃は「菊の花を活ける日」として馴染みの行事だったのに、今となってはなんてことのない平日になり下がってしっまった。「「菊の花でも買って帰るか」と思いつつ、しかし残業でそんな時間には帰宅出来ず、汗臭いのにシャワーも浴びず、布団に転がり込むようにして寝てしまった。風雅を愛するどころか、小汚くてしょうがない。
そんな訳で朝っぱらからお風呂に入りシーツを洗った。玄関先に活けていた花が萎れていたので水切りをする。プチ向日葵の茎を思いっきり短くしてガラスの器に浮べ、友人が描いたブルーベースの絵の前に飾る。向日葵の黄色と絵の青とのコントラストがお洒落だなぁ……と自画自賛。菊の節句の翌日に向日葵を活ける……季節感も何もあったもんぢゃない。身の回りも何気に雑然としていて、日々の駄目っぷりが浮き彫りに。これでは駄目だと、ちょっとだけ片付け物など。
季節を追って花を活け、旬の食べ物で食事を作り、本を読みながら暮らせたらどんなに素敵だろう……と妄想した。もちろん仕事なんか真っ平ゴメン。職場では「仕事大好き人間」と思われているのが心外だ。私にとって仕事とは食べるための手段であって、生き甲斐でも何でもない。そりゃぁ今の職場は厳しいなりに居心地も良く、ご機嫌で働いてはいるけれど、大事にしたいと思う物の根っこの部分では有り得ない。
そろそろ乙女な母を病院へ送っていかねばならない時間なのでPCを落とさねば。夜は東京のFが泊まりに来るし、楽しい休日になりそうだ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。