白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2005年08月12日(金) 家で過ごす休日。

お盆休み初日。

いつもと同じ時間に起床。午前中は乙女な母の病院送迎。それに掃除・洗濯などの家事全般。シーツを洗ったり、床を磨いたりと、精力的に働いた。もうちょっと家を小奇麗に保ちたいと思うのだけど、理想と現実の間には深くて暗い川が流れているらしい。まぁ、あまり躍起になるのも馬鹿馬鹿しいし、出来る範囲でやれば良いかと、あっさり諦める。

午後からぶらぶら図書館へ。

ここのところ、読書熱が低下していて有吉佐和子などを再読してばかりいたのだけれど、ちょっと新しい風を入れてやろうか……と。本当は図書館でなく、大きな書店に行った方が刺激が強くて良いのだけれど、体力的に駄目駄目の時に、そういう場所へ行くと、刺激が強すぎてクラクラしてしまうのだ。その点、たくさんの人の手に渡った図書館の本達は、自己主張が控えめで、気だるく手に取ってみるには、いい具合なのだ。兄さんが良いと言っていた、荻原浩を借りてみた。その他、軽めの読み物を数冊。

帰宅して、羊羹を食切った。羊羹を食べる時は必ず、谷崎潤一郎『陰影礼賛』の一節が頭をよぎる。もはや刷り込みの世界。頂物の羊羹は、黒糖入りとかいうもので、味が濃厚で美味しかった。2時間ほど午睡。もっとも、午後からも片付けものをするつもりだったのだが、気がついたら夕方だったのだ。

せっかくのお盆休み初日だと言うのに、普段の週末と大差ない1日だった。が、明日も明後日も、その次も仕事に行かなくていいというのは大違い。せっかくの休暇なのだもの。楽しく過ごしたいなぁ……と思う。明日は友人の家へ遊びに行く予定。さてと、これから図書館で借りてきたエッセイでも読むかな……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2004年08月12日(木) ヲタクの祭典。
2002年08月12日(月) もしも肉親でなかったら。

白蓮 |MAILHP