白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2005年03月01日(火) 脱力の火曜日。

3月1日火曜日午後8時。

いつもなら、ガッツリ仕事をしている時間ですが昨日に引き続き家にいます。いや……何も長時間働くのが尊いと思う事至上主義者ではありませんが「いまの私の置かれている職場状況」においては劇的な感じです。

何ゆえ、こんなに早い時間に家にいるかと言うと、乙女な母が癌かも知れない……てな話があり、その関係で早上がりをしたのでありました。話が発覚してから、乙女な母は乙女なだけに傷つきやすい心の持ち主らしく、すっかり病人になり切って、箸にも棒にもかからない状態だったのですが、結論から言うと乙女な母が自分勝手に針小棒大な解釈をしていたらしく、癌でもなんでもありませんでした。「気になるようでしたら年に1回は検診にきてください」てな説明を受けたのでした。事実を知った瞬間の脱力ったら、ありゃしません。

乙女な母が癌かも……てな話を知った時は、愚弟と散々相談して「もし、そうなら姉は仕事を変わります」てなことまで決めていました。ガッツリ働きながら、病人を抱えるとなると本気で共倒れになってしまうだろうと思われるので「家の蓄えをすべて切り崩したら、なんとかなるだろう」との目算を立て、私は楽な仕事をしながら母の看病にあたる…ってことで、とにかく「こういう時こそ頑張らないとね」なんて健気な決意をしたのでした。

あらためて書きますが、事実を知った瞬間の脱力ったら、ありゃしません。

ここのところの大変さ(仕事や自分の身体や気持ちのやり場)を思い返すだに、我が母は、ああ見えて酷い人間なのかも知れないと思いました。「愛」とか「優しさ」というものは「強さ」を伴ってこそ、はじめて成立するものではないのだろうか……なんてことを考えずにはいられませんでした。

私の時間と気苦労と体力を返してくれ!

そう叫ばずにはいられないのですが、結局のところ「終わり良ければ全て良し」なのだと思います。明日から、また普通に頑張ろう……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。

<私信>
Sちゃんへ。そんなこんなで心配御無用。ガッツリ『遥か3』を買い込みます。


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【同月同日の過去日記】
2004年03月01日(月) 衝動のままに。
2002年03月01日(金) お騒がせしました <ご報告など>

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