白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2004年08月11日(水) 盗難。

職場で盗難にあってしまった。

女子更衣室で着替えを済ませて、大きな荷物はロッカーに。財布などは席に持っていくのだけれど、今日はうっかり財布をロッカーに置き忘れたのだ。ロッカーには一応鍵がかかるけれど、その気になればヘアピン1本で開けられるチンケな代物。帰りに財布を確認したら「お盆休み軍資金」として用意した1万5千円のうち、1万円が抜き取られていた。

ぢつは……今回が初めてではないのだ。

最近、お財布の収支が合わないことが多かった。合わないといっても数千円のことなのだけれど。私が使っている財布は、私個人の財布なのだが、生活費財布で賄うべき買い物の立替えなどをすることも多いので、多少の誤差が出てることがあり、さして気にも留めていなかったのだが、最近は、あまり出歩いたり派手な買い物をしていないのに、やたらとお金の減りが早い気がする……と気にしていたのだ。そして、ちょっぴり更衣室のロッカーを疑うようになり「財布は鍵を掛けていてもロッカーに置かない」と思っていたのに、今日に限ってうっかり置き忘れてしまったのである。自分の迂闊さが腹立たしい。

全額抜いていかないあたり、常習犯だろう。女子更衣室は人通りの多いところにあるので、男性はまずもって入室し難い。そして女子更衣室は掃除屋さんの掃除からは対象外になっているので、お掃除のオバサンが入ることも、ありえない。嫌な話だが、どんなに考えたところで内部に手癖の悪い人がいるとしか思えないのだ。

3年ほど働いている派遣社員の女性に「みんなに笑われるけど、私は絶対ロッカーに荷物を置くの嫌なの」とて、毎日大きな鞄を机まで持ち歩いている人がいるのだが、今にして思えば彼女も被害者だったのではなかろうか。

同じ派遣会社で働いている「いちらー」の同僚に、たずねてみると彼女にも心当たりがあるらしい。ただし彼女はいくら抜かれたのかもサッパリ分からないし、ただ「最近、そういうことが多いな」と思っていたに過ぎないらしいのだが。ともかく証拠もないのに騒ぎ立てるわけにもいかないので、私と「いちらー」の同僚は、お盆休み明けから鞄を持ち歩くことに決めた。お金を取られることも腹立たしいが、自分の鞄の中身を覗かれているというのも不愉快である。ぶっちゃけ。住所などを書いた手帳や、通帳などが入っている日もあるのだ。

盗られたお金は戻っちゃこないので、授業料を払って、人生勉強をしたと諦めることにする。それにしても、犯人は仕事をしないで何やってるんだろう……まぁ。ある意味それも仕事といえなくもないが。今日は連休前で、たっぷり稼げたのだろうなぁ。

そんなこんなで連休前に不愉快なことに出くわしてしまったが、気持ちをリセットして休みを楽しみたいと思う……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2003年08月11日(月) まくらがえし
2002年08月11日(日) ワン・メーターの幸福。

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