白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年09月30日(火) 職場の人間関係。

同じ階で仕事をしているK女史は社内きっての嫌われ者らしい。

K女史は俗に言う「お局様」ってヤツで、K女史のことを良くいう女子社員は1人もいな。実際のところキツイ人だし「何もそんな言いかたしなくったって」というような口のききかたばかりしている。私はK女史とは、職種が違うので、K女史の性格がキツかろうと、なんだろうとあまり関係がなかったのだが、事務の仕事も兼務するようになってからはK女史と接する機会が格段に増えた。

今日はそんな事情を知っている関連会社の女性から「大変だね。辛くない?」と、気遣われてしまった。なんとなく「K女史とは仲良くできるわけがない」という勢いさえ感じた。が、しかし私はK女史から不愉快な思いをさせられたことなど、ほとんどないし、案外仲良くやっている。仕事面においては、意外と親切で吃驚させられるくらいだ。「今のところ上手くやっています」と答えると、とても怪訝そうな顔で、あれこれ探りを入れられてしまった。

K女史が嫌われていることは知っていたけれど、なんだかなぁ……って感じ。K女史のことは好きでも嫌いでもないので憤慨したり、K女史を弁護したりする気はないが「みんなから嫌われている存在」って、切ないうよな気がして。ちなみに私が毛嫌いしている上司Jは社内的には比較的人気者だったりする。こういうのって、たんに相性とか、波長とかそういう単純な部分おが大きく左右するのかと思ったり。

なんだか投げやりな感じだが、職場の人間関係は適当に上手いことやっていければ充分だと思っている。会社づきあいって、そもそも好きぢゃないし。私は好かれなくてもいいけど、嫌われない程度でいたいなぁ……と思うだに、総スカン状態のK女史は、自身のポジションをどう思っているのかと、やけに気になってしまった。私が思うよりは気になっていないのかも知れないなぁ。なんでも自分にあてはめて考えるというのは、大事なように見えて、的外れなことが多いし。

明日から愚弟が再出発。もちろん嬉しいのだが、お弁当作りが大変になるなぁ……などと、ふと贅沢なことを思ってしまった。当たり前のことが当たり前でなかった日々を忘れないようにしなくては。あるいは忘れてしまう状態は幸せだとも言えるのだけど。なんだかんだと、ぐちゃぐちゃ考えつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年09月30日(月) 事後報告の女。

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