世の中で行われている「あたりまえのこと」が不思議でたまらなくなることがある。
転職する前は残業尽くしの職場にいたので自宅で過ごす時間が極めて短かったために、TVを見る暇がなかった。なので世間の話題にも微妙に取り残され気味だった。新聞は読むし、ネットのニュースはチェックするけれど、話題のCMなどは知らないまま終わることも多くて「暇ができたら、いっぱいTVを観るぞ」という、ささやかな願いを胸に、今の会社へ来たのだが「TVをほとんど観ない」という生活スタイルは一向に改善される気配がない。
あれほど楽しみにしていたのに何故なんだ?
自問自答してみるに私の中で「TVを観る」という行為は、ものすごく優先順位が低いらしい。帰宅後、夕食の前後は居間のTVを観ているが、夕食の後は片付け物をしたり、翌日のお弁当の下ごしらえをしたりする。入浴して、PCで遊んだり、本を読んだり、あるいは手紙やメールを書いたり、友人と電話をしたりしていたら、アッと言う間に就寝時間がやってくる。そこにはTVの入り込む余地がないのだ。TVを目の敵にしているのではなくて、単に「TVまで手が回らない」ってだけのことらしい。
それにしても世の中の人々は、いつTVを観ているのだろう?
私には不思議で不思議でたまらない。時間がたっぷりある学生さんや子供と呼ばれる年齢の人は別として、普通に働いている世の大人達は、いつTVを観ているのか気になってしまう今日この頃。取り立てて熱中するような趣味がなかったり、あるいは屋外でしか楽しめないことを趣味にしていたりするなら、余暇をTVに費やす気持ちも分からなくはないのだけれど。もっとも、私が本やPC遊びに熱中するように「TVが面白いから、TVを観るために時間を作っているくらいだし」と言われてしまえばグウの音も出ないのだけれど。
どうでもいいけど、なにげに気になる今日この頃……てな感じ。結局は「時間の使い方」ってところに終始してしまうのかなぁ。それとも「生活における優先順位」の話になるのか。どちらにしても自分以外の人の「自宅で過ごす時間」って、垣間見ることがないだけに永遠に謎のままなのだろうし、それを知ったからって、何がどうなる…って問題でもないのだけれど。
実にくだらない事なのだけど、不思議で気になる事を書いてみたところで今日の日記はこれにてオシマイ。