白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2003年07月14日(月) 「こと」と「しだい」について。

お久しぶりです。心配かけちゃってごめんなさい。
喧嘩の後の捨て台詞のように「しばらく休みます」だなんて書き捨てたけれど
あれは、どう考えても子供染みた行為だったと思っています。
掲示板への書き込みや、メールありがとうございました。とても嬉しかったです。

……と言うことで。恥を忍んで出てまいりました。
また、何事もなかったかのように日記を再開しようかとも思ったのですが
心配かけといて「たいしたことありませんでた」では都合が良すぎるかと思い
今日は今回の「こと」と「しだい」を、ちょっとだけ触れておこうかと思います。

「悪質な嫌がらせがあったのでは?」と心配してくださった方もおられたのですが
今度の場合は、悪質な嫌がらせというよりも「行き過ぎた好意」が原因でした。
面と向かって攻撃してこられた場合は、正面から反撃してゆけば良い訳で
私は、こう見えて(?)喧嘩は強かったりして、案外平気だったりするのですが
自分自身は迷惑でたまらないと思っていても、そこに好意が見えたりすると
なかなかキツイことが言えなかったりする優柔不断なところもあったりします。
婉曲に「困ってるし」ってことは伝えてきたつもりでいますが
たぶん今回のことで、私がキレたことに対して
相手の人は「どうして突然キレるの?」と不思議だったかと思います。
しかし私は、その人からの接触を、ずっとずっと迷惑だと思っていたので
私の中では「キレるべくしてキレた」のでありました。

「行き過ぎた好意」に対して厳しい態度に出れないというのは
私が心優しいからではなくて、私自身も、やってしまいがちな失敗だからに過ぎません。
WEB上のお付き合いは、相手の表情や声が聞こえない分だけ
自分のした「行き過ぎた好意」が本当に行き過ぎだったのか、それとも適切だったのか
イマイチ掴みにくくて、メールを送信した後で
「あぁ。あれは差し出がましいメールだったかも」とブルーになることが多々あります。
でもって、しばらくは「隠者のように静かに暮らそう」なんて思うのですが
なんちゅ〜か。不意にちょっとしたメールを貰って嬉しかったことを思い出したりして
「やっぱ。こういうのも必要かも?」とか思ったりするという
不毛な無限ループにハマってしまう経験をしているだけに
同じような失敗をしてしまう人の気持ちも分からなくなかったりするのです。

WEBで他人の日記を読んでいると「読む」という一方通行な行為であることを忘れて
ついついその人と親しくなったような錯覚に陥ることがあります。
しかしWEB日記は、その人の「切り取られた一部分」でしかないのです。
……ってことは、しっかり分かっているはずなのに、毎日追いかけていると
ついつい肩入れしてして読んだり、その人と親しくなったような気になる訳で。
その辺の危うさを私自身、承知しているだけに
私はWEB日記繋がりの人に自分から、接触するのがとても苦手なのです。
「自分勝手な思い込みで相手に接触して良いのかしら?」とか思ったりして。
自分から積極的に動けない分だけ見知らぬ人からメールを戴いたりするのは
そりゃぁ、もう、とんでもなく嬉しかったりします。
リアル生活でも、WEB生活でも、出逢いは大切にしたいと思うし
せっかく、こうやって知り合いになったのだし……なんて気持ちが強くあるので
「ウザイなぁ」とか「迷惑だし」とか思っていても言い出せなかったりするのです。

実際問題として「行き過ぎた好意」に遭遇するだなんて事は滅多にないのです。

親しくしている方々は、常識人だったり、大人だったりする人が多くて
掲示板なども、なかなか愉快に運営できていると自惚れているくらいです。
だけど、その自惚れが敗因でした。
WEB上には、ちょっと困った人がいる……ってことを忘れていたのです。
「私の周りに限って、そんな人はいないだろう」と思い込んでいたようで。
後になって思えば、ずっと前から「オカシナ信号」は出ていたのに見過ごしていました。
回避するチャンスは何度もあったのに、ことごとく見送ってしまって……
今回のことは、私自身の甘さが招いた事だと思っています。

もちろん「自分が悪かった」と思っているだけの、お人良しではありません。
相手の人の取った言動は冷静に考えても「?」だと思っているので
もう2度と接触したくないと思っています。
悪い人でないのは分かっているけど、嫌なものは嫌なのです。
行き過ぎた好意も、自分勝手な思い込みも、押し付けも、もう沢山なのです。
だからもう、その人からメールは受信拒否設定をかけましたし
なんらかのルートでメールが届いたとしても、目を通すつもりはありません。

以上が、今回の「こと」と「しだい」でありました。

そんな訳でご心配をお掛けしましたが、もう大丈夫です。
当初の予定どおりに「やすみがち」なりとも日記を書こうと思っています。
こんなに早く戻ってこられたのは、たくさん頂戴した「言葉」のおかげでした。
明日からは、また当初の予定通り「やすみがち」なりともやっていこう
……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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