白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年10月26日(土) 「メソメソ」を取り逃がす。

明日、私は職場を辞める。

3年間、ほんとうによく働いたと思う。
父が死んだり、弟が事故にあったり、バラエティーに飛んだ3年だった。
仕事的には「右も左も分かりません」ってな状態から
「まぁ、それなりに給料分くらいは働いてます」ってくらいに成長したし
私にとっては実の多い3年間だった。

睡眠時間を除けば家で過ごす時間よりも
職場で過ごした時間の方が長かっただけに
「仕事なんて嫌いだぁ」とか言いながらも、思い入れだってある訳で
明日は、お別れの挨拶をする時に泣いちゃうんぢゃないか……と思ったり
卒業式だって泣いたことないし、泣くほどでもないや……と思ったり
今夜はやけに、感傷的だったりする。

少なくとも明日の晩は3年間をふりかえって
1人で、メソメソと過ごすだろうなぁ……と思っていたところに
東京の回転寿司屋でアルバイトをしている同志Fからメールが入った。
「明日、お泊まりしに言ってもいい?」とな。
そう言えばFは、某アイドルグループのコンサートを追いかけて
大阪に帰ってきているのだった。
そんな訳で、明日の晩は夜通し同志Fと遊ぶことになりそうだ。

ワイン飲んだり、ケーキ食べたり、ゲームしたり、ネットしたり………
喋ったり、喋ったり、喋ったり……
いつものパターンで、夜を過ごすのだと思う。

私は、よほど「メソメソ」と縁がない女のようだ。
明日の晩に「メソメソ」過ごさなければ
いったい、いつ「メソメソ」過ごしたら良いのか?
失業者になったら「メソメソ」から「ウキウキ」に変わるだろうし
金銭的に切羽詰ってきたら「ブイブイ」頑張らねばならないだろうし
どうやら同志Fのせいで「メソメソ」する機会を逃してしまったようだ。

そんな訳で、明日は涙の退職日なのだが
久しぶりに同志Fと、ゆっくりできるので、ちょっとだけ楽しみである。
今夜は明日に備えて早く寝よう……
そんなこんなで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2001年10月26日(金) 横風に弱いようで。

白蓮 |MAILHP