白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年10月07日(月) 医師2人。較べちゃダメだと思いつつ。

やれやれ。やっと週末である(たいていの人は週はじめだろうけど)
今週は2日も欠勤したので、実働時間は短かったのだけれども
それでも、やはり「やれやれ」と思ってしまうから不思議。

今日は元気になったら絶対に書こうと思っていたことを少し。
景気良く湿疹がお出ましになったおかげで
今週は2軒も皮膚科を訪ねるたのだが、その時、感じたことなどを。

1軒は個人でしている開業医。
なんとなく偏屈なドクターで、医師と言うよりも
商店主といった雰囲気のある明るいオヤヂ。
明るい話術を繰り出しながら、押えるところは押えた説明。
「でも早く来てくれて良かった。痕にならないようにしようね」
なんとなくブルーになっていた気持ちが明るくなるようだった。
ステロイド系の塗り薬を処方する時も
「これは押えるだけの薬だから、2日以上使っちゃダメ」
との説明付き。同時にビタミン剤を山ほど出してくれた。
診断はストレスや疲れが原因だが
湿疹の引き金は「食べ物」ではないか?とのことだった。

もう1軒は総合病院の女性ドクター。
地元ではカリスマ皮膚科医(?)との評判だったので期待して行ったのだが
患者の話も、そこそこに「シャンプー何使ってるの?」との質問。
「はぁ。スーパーに並んでるような市販品です」と答えたらば
「そんなの使うから、こんなことになるんだよ!」からはじまって
スーパーで安物のシャンプーを買う女は馬鹿である。
安物を使うから、皮膚科の世話になるハメになる。
いい物を使っていれば、病気になどなるものか………とて
とても筋の通った話を熱弁されたのだが
非常に感じの悪いトークで、思わずムッとしてしまった。
体調が悪くなければ言い返してやるのだが、そんな元気もなくて
「はぁ。そうですか」と黙って聞いていたのだけれど
医師の対応に怒ると言うよりも
同じ女性として腹立たしいタイプの女だと思ってしまった。

私の健康管理がズサンだったのは認めるが
しかし、彼女は皮膚病に罹った女性患者に対して
いつもあんな調子で熱弁を振るっているのだろうと思うと
腹を立てずにはいられなかったのだ。
そりゃぁ、女性なら誰だって上質のシャンプーや化粧品を使いたいだろう。
しかしながら「やっぱり家計のことを考えるとね」とか思って
スーパーで特売の札がついている「詰め替え用」シャンプーなんかを
ついつい買っちゃったりするのが現実の暮らしだと思うのだ。
もちろん、最初から「肌のトラブルを起こす体質である」と分かっていたら
それでも上質な物を買ったりするだろうけれど
善良で、働き物で、それほどお金持ちって訳ぢゃなかったりする
ありきたりな女性達が、安物のシャンプーを買っていたとしても
それを悪し様に言うなんて、お門違いもハナハダシイ!!
地味〜にムカつきつつ、反抗する気力もなかったので
チョイチョイと処方されたステロイド系の塗り薬をもらって
大人しく病院を後にした私であった。
ちなみに湿疹の原因は、シャンプー及び化粧品であった。

おかげさまで湿疹は治まってきたので
原因はともかく、メデタシ・メデタシなのだが
対照的な2人の医師と向き合って、色々と考えてしまった。
医師を選ぶ時にも人柄って大切だよなぁ……とか
切羽詰った時は人柄が悪くても腕さえ良ければって思うかも……とか
職業以前にコミュニケーション能力の低さは、どうよ……とか
結局のところ選ぶのは患者なのだから個人の自由だしな……とか

本当は医師のお世話になるより先に
健康管理について考え直した方が良いのだろうと思うのだけれど。

とりあえず、湿疹騒動の時に思ったことを書いてみたところで
今日の日記はこれにて、おしまい。


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【同月同日の過去日記】
2001年10月07日(日) 月夜の晩に

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