白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年08月07日(水) ちょっとがっかりしたの巻。

少々、がっかりの事実が2つばかり。

夏から秋頃(8月〜9月)と予想されていた愚弟の手術が
9月〜10月頃に時期を見て……ということなった。
取り立てて治りが悪いとか、そういう訳ではなくて
はじめの予定も「あくまでもこれくらい」という目安だったので
「それも仕方ないか」と思う反面
「8月に片付くかも」と思っていたのが
もしかすると「10月になるかも」ってのは、がっかりである。

そして、もっとがっかりな新事実。

愚弟の手術は次でオシマイだと私は思っていたのだが
どうやら、次が最後ではなくて、あともう1回手術する必要があるらしい。
愚弟と乙女な母が、私に話したつもりで話していなかったのか
それとも私が右から左へ聞き流して忘れてしまっていたのか?
「どうして知らなかったのか」ってなことはどうでも良いが
それより、何より、相当がっかりである。

この秋は転職もするし、愚弟の手術も完了するし
楽しいことづくめだなぁ……などと、それはそれは楽しみにしていたので
がっかり具合も、ひとしおである。
なかなか楽をさせてもらえないなぁ〜〜とて、ぢっと手を見たりして
大きな溜め息をついてしまった。
美味しい食事を前、お預けを喰らったに似ているかも知れない。
要するに、それくらい楽しみにしていたのだという事だ。

身体のどこかを切断した人は約七割の割合で
なにがしか精神的に不安定になるらしいのだが
愚弟の場合は、お気楽・極楽で、その兆候もなく
主治医から「極めて優秀な患者」のお墨付きを戴いている。
実際、私にしても乙女な母にしても
愚弟の、お気楽・極楽さ加減に、多少のムカつきを覚えることはあるものの
精神的にガクッとこられるよりは、ずっとマシだったりする訳で
治療の目鼻も立っている今、これ以上文句を言う筋合いはないのだが
今回のことは、ゴールが、ひょいと遠のいてしまったような気がして
なんだかなぁ……ってな感じである。

夏バテで、くたばり気味の時に知ってしまったので
余計にがっかりしたという部分はあるのだろうけれど。
楽しみは後に残しておくってことで気を取り直していこうと思う。
そんなこんなで、今日の日記は、これにてオシマイ。


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