昨日は仕事が長引いて午前様だった。
「台風の目」とも言える人物の登場で、忙しくなりそうな気配。
夏場は暇なのがお約束なのに、分譲住宅の図面が回ってくるとかで
暑い夏になりそうな予感である。
くたびれて帰宅した私を待っていたのは1通の封書だった。
「配達証明」の判子が押された封書が机の上に。
配達証明が必要なものを注文した覚えはないのだが
「もしかして友人の誰かの悪戯かも♪」なとど思ったりして
ワクワクして封を切ったらば……
中から出てきたのは、見覚えのあるキャッシュカードだった。
送り主は、大阪市内の郵便局。
キャッシュコーナーにカードが忘れていたのでお届けします。とのこと。
………確かに。
私は、3日前に映画へ出掛けた際、その郵便局でお金を降ろした。
ものすご〜〜くストレスが溜まっていたので
買い物でもして憂さ晴らしをしようと思ったのだ。
↑実際は映画だけで満足したので、本を買っただけで帰宅したのだが。
だが、私はキャッシュカードを置き忘れただなんてことを
配達証明の封書をあけるまで、まったく気付かずにいたのだ。
……ゾッとしてしまった。
いやぁ。私ってば「うっかり者でねぇ」なんて事は、よく言うのだが
今の今までマネー・トラブルに巻き込まれたことはないし
高額な定期券を紛失したことはあっても
お金や、キャッシュカードを落としたり忘れたことは1度もなかった。
そんな訳で「私って肝心なところでは、しっかり者だし」
などと思っていたのだけれど、今回は申し開きもできない落ち度である。
キャッシュカードを忘れたり、落としたりするのはアリだと思うが
2日も気付かないなんて「どうよ?」としか言いようがない。
間違いなく大人失格である。
犯罪や、厄介ごとに巻き込まれなかった幸運に感謝である。
……って言うか……
この世に神様なんていないかも知れないけれど
人の善意ってのは、確実にあるのだと思った。
もしも今後の人生で私が他人のキャッシュカードを拾っても
迷わず金融機関か、警察に届けるだろうと思う。
キャッシュカードを悪用せずに、届けてくださった方に
感謝を捧げずにはいられない。
本当に助かりましたし、とても嬉しかったです。
今日は1日中ダウンしていたのだが
キャッシュカードが届いた旨を記した葉書だけは書いた。
明日の朝、出勤する時にでも投函してこようと思っている。
渡る世間は鬼はいぬ…とか鬼ばかり…とか言うけれども
人間には善意ってものがあるんだよなぁ……とシミジミ思った。
でもって、もっと注意して生きていかねば……とも思った。
反省をしてみたり、感謝を捧げてみたりして
今日の日記は、これにてオシマイ。