白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

目次過去未来

【検索からお越しの方へ】
日記内検索をご利用いただくか、読書関係のお探し物はHPへお越しくださいませ。
当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年07月20日(土) 神様は信じられなくても、人の善意なら…

昨日は仕事が長引いて午前様だった。
「台風の目」とも言える人物の登場で、忙しくなりそうな気配。
夏場は暇なのがお約束なのに、分譲住宅の図面が回ってくるとかで
暑い夏になりそうな予感である。

くたびれて帰宅した私を待っていたのは1通の封書だった。
「配達証明」の判子が押された封書が机の上に。
配達証明が必要なものを注文した覚えはないのだが
「もしかして友人の誰かの悪戯かも♪」なとど思ったりして
ワクワクして封を切ったらば……
中から出てきたのは、見覚えのあるキャッシュカードだった。

送り主は、大阪市内の郵便局。
キャッシュコーナーにカードが忘れていたのでお届けします。とのこと。
………確かに。
私は、3日前に映画へ出掛けた際、その郵便局でお金を降ろした。
ものすご〜〜くストレスが溜まっていたので
買い物でもして憂さ晴らしをしようと思ったのだ。
↑実際は映画だけで満足したので、本を買っただけで帰宅したのだが。
だが、私はキャッシュカードを置き忘れただなんてことを
配達証明の封書をあけるまで、まったく気付かずにいたのだ。

……ゾッとしてしまった。

いやぁ。私ってば「うっかり者でねぇ」なんて事は、よく言うのだが
今の今までマネー・トラブルに巻き込まれたことはないし
高額な定期券を紛失したことはあっても
お金や、キャッシュカードを落としたり忘れたことは1度もなかった。
そんな訳で「私って肝心なところでは、しっかり者だし」
などと思っていたのだけれど、今回は申し開きもできない落ち度である。
キャッシュカードを忘れたり、落としたりするのはアリだと思うが
2日も気付かないなんて「どうよ?」としか言いようがない。
間違いなく大人失格である。
犯罪や、厄介ごとに巻き込まれなかった幸運に感謝である。
……って言うか……

この世に神様なんていないかも知れないけれど
人の善意ってのは、確実にあるのだと思った。

もしも今後の人生で私が他人のキャッシュカードを拾っても
迷わず金融機関か、警察に届けるだろうと思う。
キャッシュカードを悪用せずに、届けてくださった方に
感謝を捧げずにはいられない。
本当に助かりましたし、とても嬉しかったです。

今日は1日中ダウンしていたのだが
キャッシュカードが届いた旨を記した葉書だけは書いた。
明日の朝、出勤する時にでも投函してこようと思っている。
渡る世間は鬼はいぬ…とか鬼ばかり…とか言うけれども
人間には善意ってものがあるんだよなぁ……とシミジミ思った。
でもって、もっと注意して生きていかねば……とも思った。

反省をしてみたり、感謝を捧げてみたりして
今日の日記は、これにてオシマイ。


目次過去未来


エンピツ投票ボタン(押していただけると励みになります)↑
My追加

yurarraをフォローしましょう

【同月同日の過去日記】

白蓮 |MAILHP