乙女な母は、乙女なのに、ちょっとしたゲーマーだったりする。
ファミコン時代のドラクエから入門したからか
乙女な母がロールプレイングを専門専門にプレイしていて
アクションゲームのように操作テクニックが要求されるものは苦手なようだ。
シュミレーション、アドベンチャー、サウンドノベル、育成も好きでないらしく
ただひたすら「ロールプレイングゲーム」に邁進しているのである。
我が家は愚弟がゲーマーだし、私自身も元・ゲーマーなので
乙女な母がゲームをするのには、いっこうに構わないのだが
ちょっと頭の痛い問題があったりする。
乙女な母は「ややこしいシステム」が大嫌いなのだ。
昨今のロールプレイングゲームは、たいていシステムが多様化していて
古典的なロールプレイングゲームを愛する乙女な母の性には合わなくて
乙女な母がプレイできるゲームを探すのは
愚弟と私の大きな課題になっている。
今どき、手の込んでいない作りのゲームを探すのはムツカシイ。
乙女な母は「ロールプレイングゲーム難民」も同然といった感じなのだ。
だが、乙女な母にも希望の光が指してきたのだ。
いま乙女な母がプレイしているロールプレイングゲームには
「ミニ・イベント」として釣りゲームがあるのだが
乙女な母は本編のゲームよりも釣りゲームにハマっている。
乙女な母がゲームの中にある「ミニ・ゲーム」にハマるの初めてのことで
愚弟も、私も、その熱中ぶりには驚くばかり。
母曰く「もともと釣りは好きなの」だとか。
そうと知っていたならば頭を悩ませて
シンプルなロールプレイングゲームを探さずに
いっそ『川の主釣り』のような渋い釣りゲームを買ってくれば良いのだ。
今までの苦労はなんだったんだろう? といった感じである。
ちなみに釣り馬鹿乙女と化した母は
大物を釣り上げる瞬間は、私か愚弟に見てもらいたがるし
「今日の成果、見る? 見せたげよか?」とて獲物を自慢したがるのだ。
成果を自慢したがるのは釣り人の性なのだろうか?
ともかく釣りゲームでご機嫌になってくれるならお安い御用ってなもんだ。
そう言えば、人のゲームの心配よりも
たまには自分がゲームしたいよなぁ……と思いつつ
今日の日記は、これにてオシマイ。