白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

目次過去未来

【検索からお越しの方へ】
日記内検索をご利用いただくか、読書関係のお探し物はHPへお越しくださいませ。
当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年06月14日(金) 死に際にかますネタ

なにかと言うと本のことばかり書いている私だけれども
これでけっこう漫画好きだったりする…って言うかオタクだし。
あまり漫画ネタでは書いたことがないので、今日はちょっくら漫画話など。

最近は、とんと漫画を読まなくなってしまったし
収納スペースの関係で、ほとんどの漫画は処分してしまったけれど
それでも、やっぱり「好きなものは好き」だったりする。
なので好きな漫画は「本屋の手先」みたく
好きな漫画は手当たりしだい人にススメまくってみたりなんかする。
小説は読まない…って人でも、漫画だとアッサリとハマってくれたりするし。

最近、勧誘活動に成功したのは
『BASARA』 田村由美 小学館フラワーコミックス って少女漫画。
近未来ファンタジー的大河浪漫冒険たんって感じで読み応えはバツグン。
初めて読んだのは何年も前のことだけど
20冊以上あったコミックスを徹夜で読んだんなぁ(遠い目)
とっても思い入れのある作品なので、いまだに勧誘活動を続けているのだ。
今日も、ちょっと語ってみようかな……とか、ふと思い立ってみたりして。

作中に登場する人と、その一場面について云々。

作品の中に関西弁を使う「エェ男2人組」がいるのだけれど
同郷のよしみ……ってのを抜きにしても、私は彼らが、お気に入り。
いつも漫才みたいなことを言い合っていて「いい味」のコンビなんだけれど
物語の途中、片割れが大ピンチに陥っちゃって
相方が、片割れを助けに敵地へ切り込んで行き
瀕死の片割れを背負って、相方が脱出劇を……ってな場面があって
「くぅ。男の友情って感じやねぇ。泣けるねぇ。いいねぇ」
……って感じなんだけど、これが相当笑える場面なのだ。

瀕死の片割れを見て、感極まった相方が声を振り絞って言うんである。
「死ぬ時は一緒やで!」
泣ける……とっても泣ける場面。男の友情ココに在りってなところ。
だが、しかしカタワレは言うのだ。
「いややぁ。死ぬ時は1人で死んで」
でもって、すかさずツッコミが入るあたりが秀逸。
「なんでやねん」もちろんツッコミ返しも絶品。
↑漫画で描かれている表情をご紹介できないのが非常に残念。

極限状態に陥っても「ボケ・ツッコミ」が出来るのって憧れちゃうんである。
私も死ぬ時は、なにか一発披露して死にたいと思う。
↑ちなみに漫画の2人はちゃんと生きて敵地から脱出している。
死に際に笑いを取るのはムツカシイかも知れないが
せめて、側にいる人が「膝カックン」になるような事は言い残したい。

そのためには日頃から周到に「ネタ」を用意する必要があるだろうなぁ。
『BASARA』を読んでから「死に際にかますネタ」について
なにか面白いものはないかと考えているのだけれど
これが、なかなか思い付かない。
しかも「笑い」は時代によって移り変わってゆくものだけに
周到に用意したネタが当たるとも限らないあたりが悩ましいところだ。

「死に際に笑いを取る」には、ネタの準備よりも
言葉と笑いのセンスを磨いておく方が、手っ取りは早いかも知れない。
1発勝負で、やり直しもきかないだけに、度胸も必要になってくるだろう。
道は遠く……そして険しい……

なんだか、とてつもなくツマラナイことを書いてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


目次過去未来


エンピツ投票ボタン(押していただけると励みになります)↑
My追加

yurarraをフォローしましょう

【同月同日の過去日記】

白蓮 |MAILHP