白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年04月28日(日) 飽和状態の理由。

最近、何かにつけて飽和状態なのだ。

もうこれ以上は何も入らないという感じ。
なんとなく曖昧な表現だなぁ。うむ。
調子が悪いとか、そ〜ゆ〜ことではなくて、強いて言うなら
「調子に乗り過ぎている」ってところだろうか。

黄金週間を前にして、仕事に波があるのもさることながら
それでも公私共、忙しかったピークを思えば余暇が増えている分だけ
「あれもしたい」「これもしたい」などと
遮二無二、色々なことを詰め込み過ぎているのだ。

活動的なのは良いのだけれど、現実問題として考えると
やっぱり「やり過ぎ」といった感じ。
お酒には「飲み過ぎには注意しましょう」と書いているし
煙草にも「吸い過ぎには注意しましょう」と書いているし
どんな事でも「過ぎる」のは良くないなぁ……と思う。

「もっと。もっと」と望むのは人間の本能なのだし
上を望むからこそ、成長や発展があるのだけれども
それって、ある種の飢餓状態のようなものぢゃないかと思ったりもする。
求めても、求めても、まだ足りないというような……

仏教系の高校に通っていた頃に受けた宗教の授業で
「餓鬼」という世界についての説教を聞いたことがある。
高校生だった私は
そんなこと言われても、飢えを知らなければピンとこないよなぁ〜
……などと思って、ぼんやりと聞き流していたのだれど
「餓鬼」というのは何も「食べ物」に限ったことではないような。
すべての欲求は、総じて「餓鬼」に繋がっていくのではないだろうか。

愛情だったり。金銭欲だったり。性欲だったり。知識欲だったり。

「やりたいこと山盛り」で「めいっぱい行動」というのは
充実しているけれど、これでいいのかなぁ…などと思ってしまった。
もう少し「なにもしない時間」を持った方がいいかも…とか。
↑とか思うなら手始めに日記でも休んめっちゅ〜ねん。えへっ。

たとえば…今、隠し持っている願い事が100個あるとして
努力したり、運が良かったりしているうちに
100個の願い事が全て叶ったりなんかして
「あぁ。幸せ」と、しみじみ感じ入った瞬間に
もう101個目から200個までの新しい願い事が
出来ちゃったりする……みたいな。
そんな作用があるからこそ
頑張れたり、良くなったりしていくのだろうけれど。

長々と書いてしまったけれど要するに今の私は
黄金週間を前に浮かれ過ぎているのだと思う。
黄金週間までに「これ」片づけよう……とか
黄金週間には「あれ」をしてみよう……とか。
遠足の前日に眠れない子供と同じ状態なのかも知れない。

少しゆとりを持てよ。とて自分に言い聞かせてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


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