白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2001年12月26日(水) 違っているからいいと思うのだけれど。

通勤電車(往時)で居眠りをしていて
「もぅ、そろそろかな?」と、なにげに目を開けたらば
前のシートに愛らしい容貌の高校生が座っていました。

野球部か何かスポーツ系のクラブの子のようで
ジャージを着て、足元には、でっかいスポーツバッグ。
お肌スベスベ、ツルツルでニキビの1つも見当たらなくて
なんとなく小奇麗な感じ♪

ふぉっ。ふぉっ。ふぉっ。
彼が大人になったら何人の恋人を泣かすんだろうねぇ。
……って言うか、もしかしたら今も泣かせまくり?

なんとなく嬉しい気分なってしまって、眠気もふっ飛んでしまいました。
せっかくなので、隣に座っている子も観察。
なんとまぁ。隣の子も、びっくりするほど可愛かったりして。
「いやぁ。目の保養」とか思ったりして、その隣の子へ視線を。
これがまた可愛い。そして、その隣の子も……
4人並んだ男子高校生が揃って美形だなんて漫画の扉絵のような光景。
朝から付いてるなぁ……と思っていたらば

スポーツバッグに「編みぐるみ」のキーホルダーが揺れていました。
よくみるとテディ・ベアだの、「どこでもいっしょ」のトロのフィギュアだの
4人のスポーツバッグには、それぞれ乙女なキーホルダーが。

乙女……私の前のシートに座っていた「4人組み」男子高校生は
男子ではなくて、女子だったのです。
そりゃぁ愛らしいはずです。だって乙女なのですから。

ちょっと吃驚しちゃいました。口がポカンとしちゃいました。

お洒落にも手が回らないくらい熱く何かに打ち込む時期
……ってのがありのはイイと私は思っています。
だけど、どう考えても彼女らは「そういう訳」ではなさそうでした。

前髪はカッパみたいに切ってあって
耳が出るくらいに横の髪が刈り上げてあって
後髪も見事なまでに刈り上げあって

しかも、よく見ると4人揃って、ほとんど同じヘアースタイル。

なにやら、私、ほの暗い怒りを感じてしまいました。

クラブの方針なのか、指導教諭の方針なのかは分かりませんが
なんの根拠があって彼女達に同じヘアースタイルを強要する訳?
スポーツするのに邪魔にならないヘアースタイル
……というのは私にも理解できますが
どこから見ても「男」にしか見えないくらいに
乙女の髪を刈り上げてしまうのって、どう?
クラブ指定の床屋があるのか、それとも厳格な「髪型規定」が?

なんだか、よく分からないけれど
「まったく同じ」ってのはいただけません。

いまだに頭でっかちな指導を続けている学校(クラブ)があるのですね。
通りすがりで、しかも子供もいない私には関係ない話かも知れないけれど
なんちゅぅか…こぅ…「まってく同じ」というのには抵抗があります。
いくら形に押し込んでみたところで、押し込みきれるもんぢゃないでしょうに。

年末を前にして、みょうに真面目に考えてしまったのでした。
そんな訳(どんな訳?)で今日の日記はこれにて終了。


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