白い木蓮の花の下で ~逝くときは白い木蓮の花の下で~ 目次|過去|未来 【検索からお越しの方へ】
昨日は電車で乗り合わせた女子高生4人組をみて なんぢゃ、かんぢゃと、色々考えてしまったのだけれど その勢いが、ちょっぴりあまって「私もあんな頃があったなぁ」などと ちょっぴりオバサンちっくな感傷に浸ってしまった。 あの頃…… 私は女子高校に通っていたのだ。 中学生の頃は「もしも私立に行くならクリスチャン系の学校がいいな」 ……などと、なんとなく思っていた。 なにしろ我が家は「典型的な日本家庭」だったので チャペルだの、礼拝だの、シスターだの、キリスト教とはご縁がなかった。 小説か、漫画か、アニメでし垣間見たことのない未知なる世界に ぜひとも、飛び込んでみたいという好奇心でいっぱいの私だった。 が。世の中、思い通りに事は運ばない訳で…… 私の通った高校は「クリスチャン系」ではなくて「仏教系」だった。 蔦の絡まるチャペルはなかったが、線香臭い講堂があり 礼拝はなかったが、数珠を片手に勤行があり 校舎にシスターはいなかったが、袈裟をまとった坊さんがいた。 学校で何がしかの宗教行事があるたびに 自分が「信心深いばあさま」にでもなったような気がした。 ↑宗教活動には、まったく熱心ではなかったのだけれど。 思えば勉強も熱心な生徒ではなかった。 図書館と、お喋りと、交換日記と、手紙と、リレー小説に明け暮れていて お洒落には、あまり目を向けていなかったような気がする。 ……って、考えてみると、今の私とさほど変わっていないかも。 手紙がメールになり、ノートに書いていた日記はweb日記に形を変えたけれど。 もちろん「まったく変わっていない」訳ではなくて あの頃を思えば、逞しくもなったし、厚かましくもなった。 だけど「根っこ」の部分は何も変わっちゃいないのかも知れない。 昨日出会った女子高生4人組は、どんな大人に成長するのだろう? 私は「お仕着せの髪型をさせられるなんて酷い!」と憤慨したのだけれど 案外、彼女達は、なんとも思っていないのかも知れないなぁ…と思ったりした。 「これくらいの事で部活がスムーズにいくなら別にいいか」 ……とかなんとか、割り切った考え方が出来ているのかも知れない。 ……とかなんとか、うだうだと考え事をしている間にも時間は過ぎていくわけで。 気が付けば年末。今年ももうすぐオシマイ。 女子高生4人組みについて考えている暇があったら 掃除の1つでもしなきゃいけないなぁ。 27日は仕事納め。 今年も、あと「ひと頑張り」ってところまで来ているのだ。 そんな、こんなで今日の日記はこれにてオシマイ。 |