白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

目次過去未来

【検索からお越しの方へ】
日記内検索をご利用いただくか、読書関係のお探し物はHPへお越しくださいませ。
当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2001年12月19日(水) 『悪女聖書』を知っていますか?

今日(日記日付的には昨日)散髪へ行った。
美容院は私の天敵と言っても過言ではない場所なので
そいつは、もぅ一大決心だった。

そうだ。いっそ髪を伸ばしてストレートパーマでも当てて
美容院へ行く回数を減らすようにしたらいいんだ!
我ながらナイス・アイデアだと思った。

で。

美容院へ出掛けた。
予約はしていなかったがスムーズに入れてラッキーだった。
「髪を伸ばしたい」という意向を伝えてストレートパーマをしてもらう。
手持ち無沙汰なパーマの待ち時間は
例によって例のごとく、女性週刊誌をボーッと観ていた。
そう言えば『悪女聖書』って物心付く頃から連載していたなぁ…と思ったりした。
……って言うか女性週刊誌の『悪女聖書』を読みふける幼児だったのか。私は?

ほとんど刷り込みのように「悪女」と言えば「業子」という名を連想する私。
海外の悪女といえばエリザベート・バートリ夫人かも。
同志はいるのだろうか?

ストレートパーマが終わったところで、カットに突入。
「伸ばしたいので揃える程度にしてください」
「OK! 長さはそのままで、裾を少し軽くする程度にしととくよ」

だが美容師さんの「少し」は、ちっとも「少し」ではなかった。
大胆に、豪快に、ザバザバとシャギーされてしまった。
たしかに「長さ」はキープされていたのだけれど……
ちょっと今風の「短いんだか長いんだか、よく分からない髪形」に仕上がる。
美容師さんは自分の仕上げに大満足したようだった。

「どう? 軽くなったし、いい感じでしょ」
「はい。すっご〜く、スッキリしました♪」

またしても私は心にもないことを言ってしまった。
激しく後悔したのは言うまでもない。
ひとたび豪快にシャギーされてしまったが最後
もはや髪が伸びてバランスが崩れると
素人では、どうにも手が出せないのだ。
私は「嫌でもマメに美容院へ通わねばならない髪型」になってしまったのだ。

気が強く、喧嘩も強く、押しも強い……はずの私なのだが
どうしても、どうしても美容師さんは苦手でいけない。
美容師さんが仕事を終えた後の満足げな笑みを見ると
「私の思っていたのとは、ちょっと違うんだなぁ」
なんて言えなくなってしまうのだ……ちくしょう。

仕方がないので、これからは業子さんの活躍でも追いかけてみようと思う。
『悪女聖書』って書店で単行本を見たことがないけれど
案外、大きな存在なんぢゃなかろうか……そんな事を思った。


目次過去未来


エンピツ投票ボタン(押していただけると励みになります)↑
My追加

yurarraをフォローしましょう

【同月同日の過去日記】

白蓮 |MAILHP