金色の夢を、ずっと見てる

2010年11月21日(日) jjsツアーが終わってしみじみ思う。

またちょっとご無沙汰してました。

その間に身内でちょっと不幸があったりとばたばたしてたんですが、その辺はまぁおいといて。

…うん、まだちょっと思い出すと辛いのでね。






昨日で、ウツのソロツアー『jamping jack show』ツアーが終わってしまいました。

私は熊本と、予定外に行けた福岡で2回参戦できたんですが、正直、行けるものならもっと行きたかった。九州後はもう広島とファイナルの渋谷2DAYSしかなかったんだけど、これほどまで
「もっと見たい!なんとか遠征できないか!?」
と真剣に考えたツアーは久々でしたよ。

個人的に新メンバーのnishi-kenさんがものすごく好みだったのでそのせいかなぁと思ってたんですが、いろんな方のブログでライブレポとか読んでると、どうも私だけじゃないらしい。全体的に今回のツアーはものすごく評判が良くて、ファンのテンションも高い。


なんつーか、サポートメンバーとかいろんな要素が絡み合った結果、近年稀にみるハイクオリティなライブになっちゃったようです。


あ、もちろん普段のクオリティが低いという話ではなく(苦笑)


ソロでいろいろ実験的な事もやるわけですよね。初めての人に楽曲依頼してみるとか、ステージの演出に新しい事を取り入れてみるとか。それがピタッとはまった時はものすごい輝きを放つわけです、彼は。今回はまさにその『ピタッ!』が来た感じ。



最初に熊本で見た時にも感じたんですが、ウツちょっと痩せたよね。ここ数年彼はちょっとふっくらしていて、
「…まぁ年齢的には仕方ないよね。哲ちゃんと木根さんがあまり変わってないから目につくけど、それでも50代にしてはスタイルいい方なんじゃない?」
なんて。でも最初にファンになった頃の彼は『178cm・58kg』というあり得ないスマートさだったので(その数字は長らく私の理想の数字でした…)、どうしてもその頃と比べると
「ん〜……」
という感じになってしまってたんだけど(苦笑)

しかしなんだか、今回のウツは良かったよ?まぁさすがに58kgはナイとしても(笑)すごくシャープな感じになってました。あんまり急に痩せられると
「病気!?」
と不安になるので、今ぐらいでちょうどいいです(笑)



しかし渋谷では思わぬハプニングもあったようで…最初にツアータイトルでもある『jamping jack show』という曲を歌うんですが、曲の最後に
「Do you wanna dance!」
という歌詞があって。今回のステージではそこで
「dance!dance!dance!dance!」
と繰り返しながらメンバー1人1人を指さしていき、最後にもう1度
「dance!」
と客席を指さしてカッコよく決めてくれるのですよ。ライブの初っ端に
「キャ〜〜〜〜〜!!!」
と超テンションが上がる場面なんですが、そこで、振りまわしてた腕が当たったのか、なんとマイクスタンドが倒れちゃったそうなんです。

スローモーションのようにゆっくり倒れて行くマイクスタンド。そして最後の『dance!』の余韻の後に、マイクが落ちたご〜〜〜〜ん……という音が響いてしまったらしく……想像するだけで腹筋攣りそうなぐらい笑えちゃうんですが、問題はその後。最後の『dance!』の後に一言、決め台詞を言うんですよ、ウツが。マイクなかったらどうすんの!?と見つめる客席に向かって、なんとウツは『ニヤリと笑って投げちゅう』をかましたんだそうです………萌え死ねます(爆)なんなの、そのかわい過ぎる53歳は!!


話は変わりますが、こないだ届いたウツの会報に、新メンバーであるnishi-kenさんと、ウツの新曲の作詞をしてくれたJINさんのインタビューが載ってました。このJINさんという人、GReeeeN(表記あってる?)のプロデューサーなんだって。あ、なんかどこかで聞いた事あるな。

でね、この2人、実は筋金入りのTMファンなんだって。共通の知人がいてウツに紹介してもらって、そこからまぁいろんなタイミングとかもあって曲を作る事になって、そこでnishi-kenさんが作曲してJINさんが詞を書いたと。2人にとっては本当に『夢がかなった!』という状態で、JINさんが嬉しさのあまり親に報告したら
「え?あの部屋にポスター貼ってた人!?」
と驚かれたと(笑)


そのインタビューがね〜、もう本当にTMが好きでたまらん!!というのが行間にもあふれてて、読んでて頬が緩みっぱなし。だって私の周囲のFANKSはほとんど女子で、男性がこんなに熱くTM愛を語ってるのってあんまり見る機会なかったんだもん。30前後の男2人がTMがウツがと楽しそうに語り合う姿、微笑ましいったらないですよ。

作詞はJINさんなんだけど、詞ができた後のnishi-kenさんの仮歌を聞いて
「その仮歌が、もう完全に宇都宮隆なんですよ。どんだけ好きやねんオマエ、っていうぐらいの“似てる度”で」
とJINさんが笑えば、nishi-kenさんが
「ずっとTMを聞いてきてるので、ココの音域に行くとウツさんの響きがカッコいいとか、この発音でこうくると切ない表現になるとか、なんとなくわかるんです」
と自慢する。もうそのやり取りが、それこそ『どんだけ好きやねん、オマエら』ってなもんで(笑)


好きすぎて歌が似てきちゃうってのは、実は私も経験あります。私は基本的にカラオケでTMは歌わないんですよ。ウツの声が好きすぎて、例えそれが自分の声であっても『ウツ以外』の声でTMを歌われる事に違和感を感じてしまうの。CD聞きながら1人で熱唱するのはいいんだけどね。でも連れにリクエストされたり、ライブ直後でテンション上がってる時とかにたま〜に歌うんですが、その時に言われた事があるんです。
「あ、なんか宇都宮さんってそういう歌い方するよね」
って。

似てるとか自分で言うのもおこがましいというか恐れ多いというか、とにかく
「似てるなんて滅相もない!!!」
という感じなのですが、真似するつもりがなくても自然とそうなっちゃうんですよ。だってそればっかり聞いてるから。多分nishi-kenさんの“似てる度が高い”ってのもそういう事なんだろうなぁ。



そこまでウツの事を判り尽くしてるnishi-kenさんが作った曲なんだから、こりゃもうウツの魅力を最大限に引き出す出来で。そしてその作った本人がサポートメンバーとしてツアーにいるから、ウツ自身もやりやすかったんでしょうね。客席にいるファンにとっても、自分達と同じ気持ちで生きてきて今も同じスタンスである人がステージにいる…そこから生まれる共振というか、不思議な共鳴が絶対あったと思うんです。だから、ステージ上から客席を煽るnishi-kenさんの熱によって化学反応が起こるように客席も熱くなった…そんな気がします。


いろんな人のライブレポを読み漁ってるんですが、nishi-kenさんの事を批判的に書いてる人って1人もいないの。ほとんどの人が、新曲の出来も含めて絶賛してる。今まではしょこたんとか平野綾さんとかのツアーで弾いたりしてたそうで、これほどキャリアのある男性ボーカルのバックを務めたのは初めてみたいなんだけど、いろんな意味でnishi-kenさんにとっては収穫の大きい仕事だったんじゃないかと思います。できれば、今後も彼が作ってウツが歌うというのを聴いてみたいなぁ。

もちろん、nishi-kenさんだけじゃなくてウツにとっても、ウツの魅力を引き出してくれる好相性の若手ミュージシャンを見つけたってのはすごくプラスになるだろうし。



今のウツを見たら、哲ちゃんも早くTMやりたくなるんじゃないかな〜なんて考えてます。会社から
「じゃぁ次はこの人ね」
と素材となる歌い手さんを与えられて曲を作るんじゃなく、哲ちゃん自らが
「この人に歌って欲しい!」
と思って作る方が絶対に良いものができるはずで。そして今のウツには、哲ちゃんにそう思わせるだけのパワーと輝きがあると思うんだよな〜。






終わったばっかりですが、早くもDVD化が待ち遠しくてなりません。いろんなファンの方達が書いてましたが
「ウツは今、何度目かの旬を迎えてる」
という意見に深々と頷いてしまう今日この頃(笑)


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咲良 [MAIL]

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