2010年06月07日(月) |
アレルギーは怖いから。 |
夕方の事です。
家に着いてすぐ、義母から電話がありました。 「昨日は来れなくてごめんね〜」←ユウの誕生日祝いの話 「いいえ〜、こちらこそ、誘うのが遅くて間に合わなくてすみませんでした。プレゼントありがとうございました〜」 なんて話した後に、いきなり聞かれました。 「今、家にいる?」
…すみません、一瞬 「ん?何か持ってきてくれるのかな?」 と期待しました(苦笑)時々そうやっておかずとかお裾分けしてくれるので(^^;
「いますよ?」 と答えると、義母から予想外の言葉が。
「私は今仕事先にいるんだけどね、お父さん(義父)がなんか痒くなってきたって電話してきたのよ。で、申し訳ないんだけど、いつものコンビニまで乗せて来てくれない?」
説明しよう。
義父は食べ物のアレルギーがあります。基本的にダメな物は判ってるんだけど、時々それ以外でも反応が出て 「なんだ?今度は何がいけなかったんだ!?」 となる事があります。んでその度に救急車で運ばれるのですが、義実家は少々車が入りにくい所にあるので、いつも最寄りのコンビニまで誰かが送って行くんです。で、そこに救急車を呼ぶ。ついでに言うなら、そのコンビニのすぐそばに義母のパート先があります。
義父がアレルギーで運ばれるのはそう珍しい事ではなく、私が結婚してからでもすでに3〜4回はあったかな。義母は運転ができない(免許を持ってない)ので、義妹が家にいれば義妹が乗せて行くし、次郎君が呼ばれた事もあります。そのまま病院まで乗せて行ってもいいのかもしれないけど、アレルギーって運が悪いと命に関わりますよね?義父は他にも持病があるし、しかも原因がはっきりしない場合は何が起こるか判らないので、救急車で行った方が早く診てもらえるだろう…という目論見もあって、救急車のお世話になる事が多いのです。
昨日うちでバーベキューをしたばっかりだったので 「うちで食べた物が何かいけなかったのか!?」 とちょっと青ざめましたが、昨日義父は私が買ってきた魚介類(イワシ、イカ、エビ、ホタテ)と手羽先、義母が持たせてくれた魚の切り身と下味付きの鶏肉しか食べてないはず。というかそもそも、昨日の食べ物で今日アレルギー反応が出るはずはない(苦笑)
義母が言うには、義母が他の家族用に用意してた夕飯の中に魚があって、その魚で数年前にアレルギーが出た事があったので 「あなたはコレ食べないようにね」 とちゃんとそれ以外のメニューを用意してたのに 「何年も経ってるんだから大丈夫だろう」 と義父が勝手に判断して食べちゃったらしいんです。
義父は晩酌しちゃってるし、義妹もいない。次郎君も仕事で遠方。仕方なく義母に電話して 「食べたら痒くなってきた」 「だから食べるなって言ったじゃないの!!」 というやり取りののち、私に電話がかかってきたわけです。
急いで義実家に迎えに行って、義父を乗せていつものコンビニへ。パートを抜けさせてもらったらしい義母もすぐに来ました。義母が 「じゃぁ救急車呼ぶよ?」 と電話しようとしたら、義父が 「いや、今日はまだそこまで酷くないし、ここまでサイレン鳴らして来てもらうのもなんか悪いから、○○の消防署(=救急車がある所)まで乗せてってくれたらいいよ」 …というわけで、そこから車で5分ぐらいの消防署まで行く事に。
消防署に着いたら、義母が中に行って事情を説明し、隊員の人が出て来てくれました。症状を聞かれて説明しながら救急車に乗り込む義両親を見ながら、なんとも微妙な気持ちになりました。
頭では 『アレルギーは何があるか判らないから、救急車で行った方が緊急度が高いとみなされて早く診てもらえるからその方がいいよね』 と判ってるんですが、まぁ嫁の送迎ではありますが自力で救急車がある所まで来て、自分で説明しながら歩いて乗り込む義父の姿を見てると 「…これって、よく社会問題になってる“救急車をタクシー代わりに使う迷惑な人”じゃないか…?」 という気分になってしまって(苦笑)ユウは間近で見る救急車と消防車に喜んでましたが、義父は心配なんだけどそれはそれとして『自力で救急車に乗りに来た人』という状況がなんだかおかしくてですね…(^^;
ついて来てもらうほど重症でもないし、帰りは義妹に迎えに来てもらうし、夕飯の支度もあるでしょ?先に帰ってていいよ〜と義母に言われて帰宅。しばらくしたら義母から 『今、いつもの病院でいつもの点滴してもらったら落ち着いてきたよ』 と電話が来て、さらに3時間ほど経って 『マミちゃん(義妹)に迎えに来てもらって、今帰ってきたよ。ありがとね』 と電話がありました。うん、大事にならなくて良かった。
ていうかお義父さん、数年前に食べてアレルギーが出たから避けてた物を 「何年も経ってるから大丈夫だろう」 なんて思っちゃダメですって!
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