今回はあまり遅れずにドラマを見終わったかも。感想をさくっといきましょうかね。
『ヴォイス』 毎週、かなりはまって見てました。毎回毎回幼児のように 「どうして?ねぇどうして?」 とウザい瑛太がかわいくて(笑)
ゼミの1人1人にちゃんとスポットが当たる回があって、それぞれに法医学と向き合う真剣さやいろんな想いが描かれてて、見るたびに満足できるドラマでした。最後の方で大己(瑛太)とアキちゃん(石原さとみ)がちょっとだけラブな感じになったのも、あくまでも『ちょっとだけ』だったのが微笑ましくてよかったな〜。
でも1つだけ気になったんだけど…ゼミって、1年単位じゃないの?最終回で 「このゼミで過ごした5ヶ月の思い出と」 みたいな事を言ってたんだけど。私が行ってた大学ではゼミってのは年度初めに決めた所で1年過ごすものだったんで、なんとなく普通はそうだと思い込んでたんですよね。学部や大学に寄って違うの?
『トライアングル』 これは……う〜ん、一応最後まで見たんだけど、正直言ってちょっと微妙でした。なんかやたら謎だらけな感じだったのも、タネが明かされてみたら 「なーんだ」 って感じだったり、怪しい人が殺されたりお母さんの病気が治るのも妙にアッサリだったり、なんか肩透かしというか、いかにも怪しげに見せておいて違うんかい!みたいな事がちょいちょいあって。後半は半ば惰性で見てました。 「ここまで見たんだから、せっかくだから真犯人も見ておくか」 みたいな。
うん、なんかやたら登場人物が多すぎた感じ。怪しいと思ったらそうでもなかった、みたいな人が多すぎて、興味が分散されちゃったのかなぁ。うん、ぶっちゃけ、途中でちょっと飽きました(苦笑)
『キイナ 不可能犯罪捜査官』 おもしろかったんだけど、時々 「それ、そんなにもったいぶって説明するような事か?」 ていうネタが紛れてました。最後の方に出てきた『屍蝋化死体』とかになると確かに多少マニアックかもしれないけど、占い師の回で出てきた『コールドリーディング』とか、最終回で出てきた『サブリミナル効果』とか、そういうのって結構メジャーな言葉じゃないですか?
それを、まぁ演出上の効果なんだろうけど菅野ちゃんがものすごい文献を読み漁って見つけてきました!みたいに報告して、捜査課のメンバーがまた悉くそれを知らないっていうのが… 「え?それってちょっと推理小説とかミステリーやサスペンスが好きな人なら、結構誰でも知ってないか?」 みたいなタネ明かしが多くて、『不可能犯罪捜査官』なんて仰々しいタイトルのわりには見慣れたネタが多かったな〜って思いました。ま、おもしろかったんですけどね。
『ラブ・シャッフル』 これは、予想外におもしろかった(笑)最初のうちは 「途中でリタイアするかもな〜」 なんて思ってたんですが、結局毎週楽しみに見ちゃいましたね。でも最後で啓(玉木宏)が選挙に出馬するというのはさすがにどうかと思いましたが(^^;
でも、シャッフルされて最終的にどんな組み合わせに落ち着くのかってのは割りと予想通りの結末だったんだけど、それぞれが幸せそうに納まってたので見た後の感想がとっても爽やかでした。最終回、菊りん(谷原章介)が自殺した恋人に瓜二つの旺次郎(松田翔太)に 「(彼の替わりに)僕を許すと言ってくれないか」 と頼み、旺次郎が 「許すも許さないもないよ。あなたの事を本当に愛してたから」 と答えたシーンで思わずもらい泣き。
あと、意外にDAIGOがうまかったですねぇ。バラエティの時もそうなんだけど、バカな子ほどかわいいってこういう事かと(笑)
『銭ゲバ』 重かった……(苦笑)いろんな人をどんどん殺してのしあがっていく風太郎(松山ケンイチ)が、でも全然幸せそうじゃなくて、ていうか風太郎だけじゃなくて登場人物の誰も彼もが幸せじゃないってのが、もうとにかく重かった。後半は、なんとかして登場人物が1人でも幸せになれる終わり方がないものかと思いながら毎週見てたような気がします。
最後はもう風太郎が死ぬ以外の結末はないだろうと思ってはいましたが、それでも、最終回の風太郎の白昼夢は切なかったですね。
父親はちょっとおちゃらけてるけどちゃんと家族を大事にするサラリーマンで、母親も体は弱いけどちゃんと病院に行くお金もあって薬も飲んでて、後々は手術を受けられて健康な体になって、自分も顔に傷が残る事もなく普通にお小遣いももらえて友達も沢山いて、ごく普通に大学に進学して、顔に痣もなくまっすぐに成長した茜と出会って恋をして、友達も出来て、大学の近くの洋食屋で時々地元の食材を口にして懐かしみ、茜も緑もお嬢様などではなくごく普通のおうちの娘さんで問題なく結婚して、大きな会社に就職して初任給で父親に酒をおごり、義姉となった緑と同じ会社で仕事をしながら時には飲みに行ったりもして、やがて茜は妊娠して元気な男の子が産まれて。
平凡すぎるほど平凡な、でも風太郎がほしくてほしくて仕方なかった『普通の幸せ』。死を目前にして初めて、自分が本当に求めていたのはお金じゃなくてそういう『幸せ』なんだと思い知った風太郎。最後の最後で、自分で決めたはずの死に怯えて狂乱するその姿が痛々しくて、ここで奇跡が起こって生き延びられたらきっと風太郎は人生をやり直せるのに…と息を詰めて見てしまいました。
でもそんな奇跡が起こるはずもなく。
ものすごく見応えがあっていろんな事を考えさせられたドラマだったけど、強いて言うなら、最後の風太郎の独白はなくて良かったかな。あっても、もうちょっと短い方が良かった気がする。緑さんがお母さんのお墓の隣に作られた風太郎の小さなお墓に小銭を供えて、それで終わりで良かったんじゃないかと。いやしかしすごいドラマでした。おもしろかったとかじゃなくて、『すごかった』というのが一番正しい表現のような気がします。
今回はこんなとこですかね〜。予想はしてましたが『RESCUE』はリタイアしました。『リセット』(木曜深夜)だけはまだ放送中なので、春ドラマのレビューの時にでも感想をちょろっと載っけられたら。
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