2006年08月08日(火) |
育ってきた環境が違うから〜♪ |
夕食後、次郎君とだらだら話していた時の事です。
以前この近辺に住んでた人で、仮にTさんとしましょう。そのTさんの奥さんの話。
Tさんは生まれた時からこの辺に住んでた人なんだけど、奥さんは市内の・・・・・中心部とまでは言わないけど、新興住宅地みたいな町で育った人で。結婚して最初の数年は、旦那さん(Tさん)の地元であるこの土地で生活してたんだそうです。
奥さんは保育士で、実家から程近い某保育園に勤務。当然のように、子供が産まれたら自分が勤める保育園に入れました。自分が出勤する時に連れて行って、退勤する時に連れて帰ってくる。
月日が経ち、子供が小学校に上がる頃になって。
奥さんは、 「小学校に保育園で一緒だった子達がいないとかわいそう」 と保育園の近くの某小学校への入学を決定。1年ほど毎日送り迎えしながら通った後、やはりあまりに遠いのはしんどいという事で、家族ぐるみでその小学校の近所に引っ越したんだそうです。
当時、地元では話題になったそうです。いわく
「あの奥さん、結局ここに住みたくなかっただけなんじゃないの?」
ごめん、私その気持ちすっげぇわかる。
いや、て言うかさ、子供が出来たら自分が勤める保育園に・・・って思う気持ちはわかるでしょ。で、小学校に上がる時に 「保育園で仲良しだった子がいないとかわいそう」 って思う気持ちもわかるでしょ。
まぁだからって、家族ごと小学校の近くに引っ越したってのはちょっとすごいと思うけどね。
最初にその『Tさんの奥さん』の話が出たきっかけは、私が 「ネットで見たある人の日記で、“子供が産まれて新居を構える事になった時に、奥さんは『両方の実家の中間地点か、できれば実家の親に頼りやすいように自分の実家の近くに建てられたらいいな』と希望したら、旦那さんとその両親に『それじゃまるで婿養子に行ったみたいで親戚に対して体裁が悪いから、旦那の実家の近くにしてくれ』と言われた。でも旦那は育児を手伝ってくれるわけじゃないし、だったらせめて私の実家に近くったっていいじゃない。って言うか、その『体裁が悪い』って何!?”という話があった。婿養子に行ったみたいで体裁が悪いって訳わかんないよね、本当に養子に行った人に失礼じゃん」 という話題を出した事だったんですね。
で、それに対して次郎君が 「あ、この近所でも似たような話があったよ」 と言って話し出したのが、さっきの「Tさんの奥さん」の話。
・・・・・・似てるか?
まぁ似てるか似てないかはさておき、私は何気なく 「まぁその奥さんの気持ちもわからなくはないよね。自分が保育士だったら、やっぱ自分の勤め先に預けた方が目も届くし、安心じゃん」 と言ったんです。
そしたら次郎君、なぜか 「でもさぁ、なんで地元の保育園とか小学校じゃダメなわけ?子供が少ないってそんなに問題か?」 と言い出しました。
ちょっと問題点がずれてるなと思いつつ、 「いや、ダメって事はないけど・・・・なんか少なすぎて抵抗感があるんだよ」 と答えちゃったもんだから、そこから激論になってしまいました。
地元の保育園とか小学校って、(もうこの日記でも何度か書いてるけど)かなり子供の数が少ないんですよ。今の時点で、小学校は各学年の生徒数はほとんど1ケタ。全校生徒合わせても100人以下。ユウの同級生は、現時点でわかってるだけで3〜4人らしい。
・・・・・そこに自分の子供を通わせるって考えた時に、なんとなく抵抗感を感じる私はおかしいでしょうか。
1学年の児童数が8人とか9人って。全校生徒合わせても100人に満たないって。
せめて20〜30人ぐらい、『1クラス』と思えるだけの人数がいるのならともかく、少人数にも限度があるだろうよ。
別にどうしてもイヤだとかダメだとか言ってる訳ではなくて、なんとなく抵抗感があるってだけなんですよ。何も、同級生の数が少ないからって、無理やりよその小学校に行かせようとかそこまで考えてるわけじゃない。ユウが小学校に上がる時にまだここに住んでたら、それはもうしょうがない。なんかな〜もうちょっと同級生がいる所の方がいいな〜なんて思いながらも、地元の小学校に行かせる事になると思いますよ。
なのに、次郎君は、私がそうやって『児童数が少ない』事を気にする度に、すごくムキになって反論するんですね。
「そりゃ今は少ないけど、俺達が通ってた頃は1学年20人ぐらいはいたんだから」 (そんな30年前の話を持ち出されても。私が気にしてるのは、6年後にユウが通う時の子供の数なんだけど)
「中学とか高校とか行けば、イヤでも5クラスも10クラスもあるんだから、最初が少なくったっていいじゃん」 (同級生が全部で5人、とかいう環境から、いきなりクラスだけで30人とかの環境になじむのって大変だと思うんだけど・・・・)
「人数が多かろうが少なかろうが、教育内容に変わりはないだろ?だったらへたに子供が多すぎるよりも、少ない方が先生の目も届くんじゃないか?」 (人数が少ない事そのものを問題視してるのに、教育内容とか関係ないし。まぁ少ない方が目が届くってのは事実だけど)
・・・と、私がごにょごにょと言い返してると、最終的にはこう言われるんです。
「子供が少ない事が、なんでそんなにダメなの?」
・・・・・・・・・ぷち。
だからダメだとか言ってないじゃん!
次郎君が、自分はそこで育ったから気にならないのと一緒で、私はそういう環境で育ってないから理解できなくてなんとなく抵抗感があるって言ってるだけでしょ!?なんでそんな責められてるような言い方されないといけないわけ!?
大体、そんな話してないじゃんよ。最初の話題は『婿養子に行ったと思われると体裁が悪いってのが理解できない』っていう話だったのに、なんで地元の小学校の話になってるのよ。
多少ずれたにしても、私は『自分が勤めてる保育園に子供を入れたいっていう気持ちはわかるな』って言っただけなのに、なんでそれが『地元の保育園や小学校じゃダメだ』って話になるわけ!?
生徒数が極端に少ないっていう状況を私は経験した事がないから、だから理解できなくてなんとなくイヤだって言ってるだけじゃん。無理にその気持ちを理解してくれなんて言ってないよ。なのになんでそう毎回毎回同じ言葉で説得されなきゃいけないのよ。
いい加減ムカついたのでそう反論すると 「・・・・まぁそれもそうだけど」 と、言葉とは裏腹に『絶対納得してない』という顔で話を打ち切られました。
この手の話題になると、いつもこうなんだよね。
自分がそういう環境で育ってないから、なんとなく抵抗感がある私。
自分がその環境で育ってるから、私のもつ“なんとなく”な抵抗感が理解できない次郎君。
別に理解して同調してくれとか言わないよ。ただ、そういつもいつも、いかにも明らかに私が間違ってるみたいな顔で説得しようとするのはやめて欲しい。
じゃないと、家族ごと引っ越せないなら私とユウだけ引っ越すぞ。
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