2006年03月01日(水) |
うちだってよそから見たら「隣の芝生」 |
朝から、うちの会社ではラジオ体操をします。その中の、上半身を大きく後ろに反らす動きの時に、私の近くで体操してたおじさんが一言。
「イナバウアー!」
・・・・誰かがそのうちやるだろうと思ってはいたけど、予想外のタイミングで予想外の人にやられたもんだからツボにはまってしまい、しばらく笑いが止まりませんでした(笑)
私が1人でウケまくってたので、おじさん嬉しそうでした(苦笑)
・・・・・・・・・・・営業所って(支社に比べて)のどかでいいなぁ・・・・・。(←最初に異動の話を聞いた時の憂鬱がウソのようだ)
さてさて、話は変わりますが。
最近ふと思ったのですが、次郎君て意外と優しいのかもしれない。
いきなりなんだ、と思われるかもしれませんが。ここ最近、自分と同じような状況(つまり妊婦さん)の日記をいくつか読んでるんですが、結構どこの旦那さんも他人事っつーか、意外と酷い対応してるんですね。
つわりでキッチンに立つのが辛くて、旦那さんが食べたがったキャベツの千切りを仕方なくパックで買ってきたら『そんな無駄遣いするな』と怒られたとか。 ↓ その体調で買い物に行くだけでも頑張ったのに、なんて事言いやがる。
旦那さんのタバコのにおいが気になったので『お風呂に入ってきてよ』と言っても無視されたとか。 ↓ タバコのにおいだけじゃなくて、せっかくお風呂沸かしたのに入ってもらえなかった事も辛いだろう。しかもつわりできついのを我慢してお風呂沸かしたのに。
頑張ってご飯とお味噌汁だけ用意して『ごめん、後は自分でやって』と言ったら『どれだけ自分でやらないといけないんだよ』と不満を言われ、結局つわりの吐き気をこらえながらキッチンに立ったとか。 ↓ どのぐらい辛いのか結局アンタにはわからないんだから、せめて気を使え。
休みの日はずーっとテレビゲーム三昧で、つわりで辛いこっちを気遣うどころかそもそも構ってくれないとか。 ↓ 四六時中心配されても鬱陶しいが、ちょっとは心配してほしい。半分はお前の子だろうが。
なんかそういういろんな話を聞く(読む)につれて、ん?意外と次郎君は優しい方なのかもしれない・・と思うようになってきたわけです。
つわりがピークに辛かった時期は、毎日仕事帰りに電話をくれて 「今日夕飯作れた?何か買ってくるものあるか?」 と聞いてくれたし。 ↓ 一番しんどかった時期は、日替わりで食べたい物がピンポイントだったので(卵サンドが食べたい、とかコンビニの昆布のおにぎりが食べたい、とかバニラアイスが食べたい、とか)これはすごくありがたかった。
家事がどれだけほったらかしになっても文句言わなかったし。 ↓ これ、その当時は『ちょっとぐらい代わりにやってくれてもいいのに』と思ったんだけど、さっき挙げたような話を聞いちゃうと無理してでもやれと要求されなかった分マシだったのかな、と。1回だけだったけど洗い物をしてくれた事もあったし、洗濯物たたんでなくても乾いてさえいればそこから自分で取ってくれたし。
ご飯全然作れなくてコンビニやレトルトが続いても文句言われなかったし。 ↓ 基本的に、コンビにもレトルトもカップ麺も好きらしい。無理して作らなくてもいい・・というのは、非常に精神的にラクだった。
毎日パジャマですっぴんでよれよれでも気にしなかったし。 ↓ 女としてそれはどうかと自分でも思っちゃいたけど、はっきり言ってそんなとこに気を使うエネルギーがなかったのだ。
基本的にものぐさだったりはするんですよ。次郎君は夕飯前に必ず晩酌するんですけど、アルコールが入っちゃうと絶対自分では動かなくなるんですね。コップに氷を入れるだけでも、ご飯やおかずをよそうだけでも、絶対私に頼むの。(正直、そのぐらい自分でやれと思う時もあるんだけど、実家のお父さんもそうだったのでなんとなく不満に思いつつも慣れてるんですよね、そういう状況に。気に入らないけどしょうがない、男の人ってそういうもんなんだっていう変な刷り込みができている←もちろん、そうじゃない男性もいるって事はわかってるんだけどね)
でも、飲む前だったら意外と(頼めば)手伝ってくれたりもするの。次郎君が帰ってきた時にまだお風呂ができてなくても 「ごめん、まだなの。お願い」 と言えば(多少不満を言う事はあっても)風呂掃除してくれるし。
朝から起きれなくて洗濯物を干しそびれても、次郎君の方が家を出るまで余裕がある時は自分から 「今日はゆっくりでいいから干しといてやるよ」 とか言ってくれるし。結果的に朝からは干せなくて夕方帰ってから室内干ししても、別に気にしないみたいだし。(←と言うかこの場合、私がいつ干してるのかあまり気にしてないようだ)
時々友達とご飯食べに行く時も、わざわざ用意してあげなくても自分でコンビニでおつまみとご飯と買ってきて適当に済ませてくれるし。そして別に文句も言わないし。
たまに意見が食い違う事があっても、それでケンカになったりとかしないしな。キレて暴言吐かれた事とかないし。(それ以前に、大声で怒鳴られたりとかした事もない)
そういえば、前にこんな事も。
ある日、私が何やらコタツで書き物をしてた時、突然次郎君が 「・・・それはないな」 と呟いたんです。 「は?何が?」 と聞いたら、私の筆箱を指差して、 「それだけはない」 と。何の事だよと思って次郎君が指差す場所を見ると、私の筆箱の中に1枚のカードが。去年、組合関係の行事でとある講習会に参加した時にもらってきたカードなんですが、 『配偶者や恋人の暴力に悩んでいませんか?1人で悩まずに相談してください。周囲にそういう人がいたら教えてあげてください』 という、DV対策関連の案内カードだったんです。 「お前殴っても、俺の価値が下がるだけで1円の得にもならん。それだけはありえないな」 と。ついでに聞いてみたら、過去の彼女まで遡っても女性に手を挙げたことは1度もないそうです。
ポリシーとして、絶対に女性は殴らないと決めているらしい。腕力ではどうやっても自分の方が上なのに、その腕力に頼らないといけないような状況になってしまうのはよっぽど自分が情けないからだろう、と。
ちなみに、女性が男性を殴るのはアリらしい。今のとこ殴られた事はもちろん殴った事もないけど(苦笑)そういう考えを聞いてなぜかちょっと安心したのは事実。古風といえば古風かもしれないけど、そういう“男らしさ”はいいもんだと思ったなぁ。
そりゃーね。
休日の昼は旦那さんがちゃちゃっとご飯作ってくれたとか、仕事で夜遅く帰ったらご飯作ってくれてたとか、洗濯物は自分の分は自分でたたんでしまってくれるとか、そういう話を聞くと 「いいな〜。うちはまだまだだな〜」 とは思いますが、でも積極的にやってはくれないけど、代わりに別段文句も言われないっていうのはそれだけで結構ありがたい事だよなぁ・・・と思うわけです。
何がムカつくって、自分では全然やらないくせに文句だけは言うってのが一番ムカつくじゃないですか、やっぱり。
特に料理に関しては 「自分ではできない事なんだから、やってくれるだけでもありがたい」 と思ってはいるようで(お義母さんの教育のおかげか)、料理に注文つける事はあっても、たまに作らなくても不満は絶対言わないんですね。
時々私がやる気が出なくて 「今日は作りたくないから食べに行こう」 とか言っても 「ん?いいよ」 とアッサリしたもんですよ。(ただし、その場合は私がおごらなきゃいけないんだけど)
私のお腹が大きくなってきたらようやく次郎君も実感がわいたようで、最近は前より大事にしてくれてるような気もするしね。妊娠初期に旦那さんが他人事のようにしてるのって、目に見える変化がないから実感がないだけなんだろうな〜。
マメに家事を手伝ってくれたり、記念日は欠かさずプレゼントをくれたりっていうような、私が夢見てた(笑)種類の優しさではないけど、案外優しい人みたい。
・・・・・・・・・・・と、最近思えるようになりました。
「もうちょっとマメに掃除しようよ」 と次郎君が言います。
「もう、いつもいつもコタツで寝ないでよ」 と私が言います。
お互いに不満を持ちつつ、それを互いに伝えて改善するよう努力したりしつつ、ちょっとずつ2人ともが望む形に近づいていくのかなぁ、と。そうやって、居心地のいい夫婦になってけたらいいなぁ、と。
頑張ろう。うん。
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