金色の夢を、ずっと見てる

2005年06月08日(水) 新妻の憂鬱 その2

勝ちましたねぇ、サッカー北朝鮮戦。仕事の後にちょっと組合関係の用事があって、その後そのまま組合役員の人達と飲み会(っつーか私はご飯)。その店でテレビで見ました。全員箸が止まってテレビに釘付け(苦笑)

無観客試合ってどうなる事かと思ったけど、応援が盛りあがってるいろんな所と中継がつながってたりしてて、意外と気にならなかったですね。


次郎君は、今日は昼間の現場が終わったらそのまま夕方から別の現場に行って、帰りは11〜12時ぐらいに帰る予定と聞いてました。10時ぐらいに家に帰って、『anego』を見ながらぼーっとしてたら次郎君から電話。
「今帰ってる。今・・・・○○のあたり」
え、○○って、もうすぐそこじゃないですか。普通に来たら10〜15分ぐらいで着いちゃうよ。
「風呂は?」
「まだ。じゃぁ溜めてるね」
「うん、よろしく〜」

・・・・・・・・『anego』見終わってからやろうと思ってたのに。まぁしょうがないのでそれから急いで残り湯を捨てて、掃除してお湯を溜める。しばらくしたら次郎君帰宅。

「風呂入れる?」
「今溜めてるとこ。まだ早いんじゃないかな?」
(お風呂場に見に行って帰ってきて)
「まだ全然溜まってないじゃん」
「だってさっき電話があってから掃除して溜め始めたんだもん。そりゃまだだよ」
そう答えると何やら不満げ。
「帰ったらすぐ入れると思ってたのに・・・」












だったら家に着く30分前に電話しろ。








なによ、こっちだってドラマ見てるの中断してやってあげたのに。

なんかちょっと腹が立ったけど、ケンカを売るのもなんだかなって感じに疲れてたので聞き流す。しばらくしたら次郎君はお風呂に行って、ドラマも終わったので私は洗い物。お弁当箱やら今朝使った食器やらを洗ってたら、上がってきた次郎君がいつもの位置に座って一言。

「・・・・・・ご飯は?」

はい?

「へ?誰の?」
「俺の」
「・・・・・いつ食べるの?」
「今から」



はい!?



「食べてきてないの!?」
「んなわけないじゃん!夕方はすぐ次の現場行ったし、俺が帰りに食ってくる事はないってわかってるだろ?」


・・・・・・そういえばそうか。昼の現場が5〜6時ぐらいに終わって、次の現場が6時からって言ってたし、次郎君は必ず晩酌する人なので、よほど断れない状況じゃない限りは外食はしない。

しかしだからって、まさかこの時間(次郎君が帰宅したのは10時半過ぎ)まで何も食べずに帰ってくるとは普通は思わないでしょ・・・・・・_| ̄|○

結局、昨日の残りのポテトサラダと、明日の夕飯にしようと思ってた餃子を焼いて、冷凍してたご飯をチンして出す。1口でも飲んだら動かなくなる人だとわかってはいるけど、なんでたかだかグラスに氷を入れてやるためだけに呼ばれて洗い物を中断して行かなきゃいけないのかと思うと無性に腹が立つのは私の心が狭いからだろうか。

食べ終わるのも待つのは面倒だったので、お風呂に入る事に。寝室にパジャマを取りに行ったら・・・・・・・





ベッドの上に5cmサイズの蜘蛛が!!!



さすがに見ただけで悲鳴を上げるほどには驚かなくなったけど、だからって平気で対処できるほど慣れた訳でもないっつーの。殺虫剤を取りに行って、ついでに次郎君を呼んで手を下してもらう。

蜘蛛は噛み付かないし、毒も無いし(ある種類もいるってのは知ってるけど、少なくともうちに出現するこいつらにはない)、飛ばないし、吼えない。

次郎君は常々そう言って私をなだめるんだけど、そういう問題じゃないんだってば。基本的に“虫全般”が生理的にダメなのよ。しかも、言わなかったけど、実は今日家に帰ってきてからすでに私はこのサイズの蜘蛛を2匹やっつけているのだ。さすがに帰ってからそこ2時間弱で3匹も見たら泣きたくなって来た。

「もうヤだ〜・・・」
そう言って半泣きで次郎君にしがみついたら、苦笑しながら
「じゃぁ帰る?」
とか言うのでさっきまでのちっさいイライラが思い出されて一気にブルーになり
「・・・・帰りたい」
と思わず本気で呟いてしまった。さすがにそれは冗談には聞こえなかったらしく(だって本気だったしね)
「ちょっと待て!それは困る!」
と慌てさせてしまった。

さらにその後なんとお風呂場でも蜘蛛に遭遇し、今度こそ絶叫。また片付けてもらってなんとかお風呂に入れたけど、入ってる間も正直言って落ち着かない。とっとと上がって、スキンケアしてまたぼーっとしてたら
「・・・・・・・なんか不機嫌そうだね」
「・・・・・・・・・・・・いつどこから何が出てくるかわからないんだもん」
自分の家にいるのに、どの部屋に入るにもまず電気をつけて、一通り部屋を見回してからじゃないと怖くて入れないんですよ。無造作に入って、蜘蛛ならまだしもムカデなんていた日にゃぁどうするのさ。

っつーか、この状態じゃ怖くて子供も産めないと思う私は神経質すぎるのか?今は自分達だけだからいいけど、妊娠してたり乳幼児がいたりしたらそう無造作に殺虫剤を振りまくわけにもいくまい?油断してて子供がムカデに刺されたりしたらどうするんだ?

リアルに想像したら
「引っ越すまで子供は作れない!」
と言いたくなってきたので思考ストップ。


基本的に日々の生活に不満はない。
結局家事のほとんどを私がしてるけど、料理に関しては間違いなく次郎君より私の方が上手いし、帰宅時間も早いのだからそれが妥当だと思う。手伝えないかわりに、時々私が出かける時は不満を言わないという形で協力してもらってる。

お風呂を入れるのも、私の方が先に帰るんだから、帰宅時間がわかってればそれに合わせて入れておいてあげようと思う。たまに次郎君も早く帰ってきて私が夕飯の支度で忙しい時は、頼めば素直に自分でやってくれるし。

洗濯は、基本的に“洗濯”そのものは洗濯機がやるし、干したり畳んだりは私が多いけど、暇そうな時は頼めばちゃんと干しといてくれた。畳んだ物をそのまま置いといたら、当然のように自分の分は自分でしまってくれたし。(っつーかまぁそれが当然だと思うから敢えて何も言わずに置きっぱなしにしてたんだけど)


けど、こと虫に関してだけは我慢できそうにない。どんなにいい風が吹いてても、虫が入るかもと思うと気持ち悪くて
「今日は涼しいから網戸にしておこうか」
なんて考えられないし、休みの昼間でも
「空気を入れ替えよう」
と窓や玄関を開け放っておく事ができない。こんなんでここで生活していけるのかな、私。


次郎君は地元(正確には実家の近く)を離れるつもりはないみたいだしな〜。これは、“うちらがいつまで仲良くいられるか”というよりも、“私がいつまで虫に耐えられるか”がリミットのような気がしてきた。っていうか、地元でもいいからもうちょっと山から下りたいな・・・・(泣)


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咲良 [MAIL]

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