金色の夢を、ずっと見てる

2004年06月15日(火) こたくん、死んじゃってたのか・・・(泣)

私の好きなマンガの中に『こたくんとおひるね』というのがある。漫画家夫婦の家に飼われている犬『こたくん(本名・小太郎くん)』の事を書いてある漫画エッセイ。もちろん作者は飼い主。

こたくんは、保健所で危うく処分寸前まで行ったところで幸運にもその夫婦に出会って飼われる事になったんだけど、その時の辛い体験のせいかかなりおとなしくて無表情な犬だったらしい。でもそんなこたくんを溺愛する飼い主夫婦のほのぼのした日々がとてもかわいくて、私の周りの犬好きの友達にはほとんど読ませて大好評だった。

今日、何気なく日記の新着一覧を見てたら、なんとその作者さんの日記を発見。そこからその方のHPに飛んであれこれ見てたら・・・・・・


なんと、こたくんはもう3年半も前に死んでしまってた。


そういえば、その本が発行されたのが正確にいつだったのかよく知らないし(たまたま本屋で見つけて、あまりのかわいさに衝動買いだったので)、こたくんはそこのお宅に来た時点で既に仔犬ではなかったらしいから、もしかしたら結構いい年だったのかもしれない。

でも、もちろん直接会った事があるわけじゃないけど、どんな形にせよ自分も大好きだった子がもう死んでしまってた・・・と知ったらやっぱり悲しくなってしまった。

仕事中に息抜きのつもりでネットを見てたのに、ついうっかり泣きそうになってしまった。っつーか、その作者さんがHP上でこたくんが死んでしまった事を伝える文章を読んでて泣けてしまった。

うちも犬を飼ってるが、もうかなりの年で大分弱ってきた。昔にくらべて痩せたし、吠えなくなったし、耳も遠くなった。いつかは来てしまうであろう『その日』に、家族全員が少しずつ覚悟を決め始めている。我が家の状況と重ね合わせて読んでしまって、本当に悲しくなった。


苦しまず、静かな、突然の最期だったそうだ。そんなとこまでこたくんらしい。

その御夫婦は、今は新しい犬と元気に暮らされてるとの事。こたくんを失った悲しみにつぶされまいと、あえて間を置かずに新しい犬を迎え入れたのだそうだ。




その方にメールを送ろうとしてみたけど、なぜか日記のメールフォームからもHPのメール欄からも、エラーが出てしまって送れないので、万に一つも運がよければその方の目に入るかもしれない・・・と願ってここに書き記してみる事にした。


こたくんにも、もちろん飼い主の御夫婦にも、お会いした事もないけど、私もこたくんが大好きです。もう2年半も経って今更ですが、こたくんが向こうの世界でも元気でいてくれるよう、願っています。


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咲良 [MAIL]

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