普通に保護者として　学校に行く場合はそうでもないが、

委員会などに入ると　とたんに

上級生の親と下級生の親とでは　上下関係が生じてくる。




たとえ年が下でも　上級生の母であれば敬語になる。

委員会などでは　委員長・副委員長などの役職があるが

副委員長は委員長に対して　やはり目上の者に対するような態度になる。




うちの委員会ではないが、ある委員会の委員長さんは

実行委員会でも　ずばずばと厳しい発言も多く、

みんなから　ちょっと敬遠される存在でもあった。



私はその人が、自分よりかなり年上に思える副委員長を

あごで使うような態度なのが　気になっていた。



当の副委員長さんは　とても気の良い人で

いつもニコニコと　言われた仕事をフットワーク軽くこなしていたが

私だったらとても嫌だなと思うような感じでみていた。

あんな人がうちの委員長でなくて良かったとも思ったり。




しかし、

これまでは　月に一度くらい実行委員会で会うだけだったので

わからなかったのだが、

最近バザーに向けて　実行委員が集まって作業することが多かった。

そうすると、その態度のちょっとキツイと思われていた委員長さんの

意外な一面に　実行委員会の一同は驚かされることになる。




先月　副会長宅で作業することがあったのだが

そこまでご主人が車で迎えにこられた折、道に迷ってしまい

お迎えが遅くなった。

その時彼女は、







「とーちゃん、遅いいいいい。」





と言ったそうなのだ。（目撃した副会長談）










え？　


あなたはだあれ？







とびっくりするくらい　いつもと違う彼女に副会長は目が点になったらしいが。





そう言えば、家に電話をかけたあと


「迎えに来てもらうの♪」


などといったところなど、いつもの厳しい態度とは全く違う

彼女の甘えた風なところに　意外な面を垣間見ていたのだが

家庭のことや　ご主人や子供たちの話をする時の彼女は

とても愛らしかったっけ。