コンパニオンのバイトは二年ほどやりました いろいろなパーティがありましたが 一番最初に行ったパーティのことは忘れられません 名古屋市内のホテルでした 控え室に入ったらすでに沢山のコンパニオンが来ていました 着ているドレスを見て眩暈がしました ピンクや赤や青のカラフルなドレスを来ていました コンパニオンの衣装は他に、白のブラウスと黒のロングスカート、ピンクのブラウスと紺のロングスカート、シルバーのロングスカートなどがスタンダードでしたが、よりによって私は最初の仕事で派手なカラフルの衣装を着る日だったのです わたしの借りた衣装はピンクのフリルがいっぱいついたドレスでした そんな衣装を着けてとても恥ずかしくて泣きそうになりました まだこれからだというのにドレスを脱ぎ捨てて逃げ出したい気持ちでした 先輩たちについて会場に行きました 宴会場の きれいな照明や絨毯やテーブルのセッテングにぼうっと見とれていました パーティが始まりました この日は立食パーティでした 立食は比較的仕事量は少ないのですがかなり慣れてこないと難しい形式のパーティです 会話もある程度は必要になってくるので神経を使います なにがなんだかわからないうちに、しかしなが〜い二時間が終わりました こんなのわたしには出来ない、もうやめようと思いました
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