書庫目録

2003年04月23日(水) 水車館の殺人

講談社文庫
綾辻行人 著

過去と現在とが交錯する本文で
過去起きたことが現在でも繰り返されるような書き方で
読んでいて何か、こう、不思議に錯覚するような感じがしました。

トリック自体はまぁ、それしかないだろうなという感じでしたけど
最後、犯人が明かされたとき、あぁそうかと妙に納得してしまったのでした。
トリックがわかっていても犯人がそれでしか有り得ないとわかっていても
それでも最後で読者を納得させられるというのはやはり著者の力量だと思います。

うん、引き続き館シリーズ読みますよー。

こういうシリーズものを読んでいると
クイーンの国名シリーズをちゃんと読まねばという気になってしまいます。
なんたって私、クイーンはシェイクスピア俳優ドルリィ・レーンのしか読んでねェんですもの。
クリスティも全部読んだわけではないしなー。
まぁ、作数が相当ありますから読破するのは大変だと思いますけどね。


夜、かおりんが高校時代の友人と会うのに待ち合わせ場所まで送っていきました。
そんで送った帰りに本屋に寄って例のボブ本を探したんですよー。
ありましたよー。
このヤロウ、世話かけやがって(爆)
読みましたよー。
……んー、有り得ねェ(笑)
後書きにも「有り得なさを楽しんでください」と書いてあったので
著者本人も有り得ねェってのはわかっている模様。

まぁ、ボブなんてもともとファンタジーですから
いくら現実味を帯びた話だって有り得ねェっちゃ有り得ねェんですけどね(笑)

その有り得なさが面白いのは確かなのです。
大体私の書くものだってそのうち有り得ねェ! って自分で思うようになるに違いない。

前、NOVELのページに置いていた「嵐」なんて絶対有り得ねェですしね!!
アレは個人的に思い入れのある話でしたけど
もうダメだ、恥ずかしくって見てられねェ……。
闇に葬ります。
つーかもう、所在不明です。
もともとPCでなくワープロで書いたものだったので
高校卒業した時点で既に行方不明状態だったのですよ(笑)

つーかアレを高校時代の部誌に載せていたってーのが恐ろしい……。
親しかった人以外はアレを私が書いたことは知らなかったと思うんですが
国語の先生は気付いていたらしいことを考えると
かなりの恥さらしだったんですよねー……。
何と国語の先生は私の文体で私だと判ったらしいのです。
やっぱあれですか、受験対策で小論の添削とかしてもらってたからですか。
つか私、そんなに特徴のある文章を書いていましたか。

「嵐」自体は前中後の3編で完結していますが
その続きが「嵐舞(らんぶ)」という話でこちらは全10話でした。
「嵐舞」はネットに乗せたことはありません……。
しかも部誌でも未完結のまま卒業したしな!

ちなみに、高校生男女1人ずつ登場し
その男女の恋愛話(殺人込み・爆)と思わせつつ最終的にボブという
当時からオレの頭の中は腐れてたんだなという内容です……。

あまりの自分の未熟さに腹が立ちます。
ほんとコレ、ストーリーは頭にあるけどもう文章にはしないと思います。
コレを当時の自分は良く出来たと思ってたんですから
私って大したことなかったんだなぁ……。

なので、高校時代の部誌を持っている方。
二度と再読などなさらないようお願いいたします。

ちなみに、当時コピーの同人誌など作っておりましたが
(しかもクラスの男子本などという常識を弁えない内容のある種RPS……。
 私のナマモノが大丈夫な素養はその頃育った模様)
ソッチの方も見ないでほしいなぁ……(汗)

つーか、一緒に作っていた友人でココの存在を知っているのは1人です。
今でも連絡を取り合っているのも1人です。
きっともう忘れ去っているだろうと楽観的に思っておきます。

でもねー、同じクラスに
羅川真里茂さんの「いつでもお天気気分」に登場する
赤馬くんに激似の人がいたんですよー。
黒髪で、黒縁眼鏡で、目つき悪くてー。
写真の隠し撮りとかもしたわー(笑)
彼は絶対ナルシストだったと信じて疑わない私です。

今ごろ彼はどう育っているのかが気になるところです。
でも絶対女たらしになってる気がします。当時からそうでしたし。
それじゃなかったら既に結婚して子供がいるような気がします……。


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