講談社文庫 綾辻行人 著
これ、80年代の作品だったんですねー。古っ! この館シリーズ、有名なので前から読もうとは思っていたんですけど もっと早く読んでおくべきだったなぁ……。 高校の図書室に絶対あったと思うし。
さて、これはかの有名な英国の女流ミステリ作家 アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」のオマージュなんですね。 いや、これはネタバレになるのかしらー? 反転しとこ。
この作品は綾辻氏の処女作だそうです(デビュー作は違う作品なんですけど) しかも書いたのは22歳の時らしいですよー。うっほ(何) 上梓にあたって加筆修正されているとはいえ、元は22歳の時に考えたってことで つーか私、ミステリのトリックとか読めても書けないので ミステリ作家の皆さんは尊敬に値します……。
面白いよ! ずんずん先が読みたくなります。
島田荘司氏、有栖川有栖氏、そして綾辻氏のあたりを新本格とかいうらしいです。 そういえば島田氏も凄い人気のある方ですが、私まだ読んだことないんだわ……。 アレです御手洗潔シリーズ。
日本には葉のつく前に花が咲く木がたくさんありますね。 梅、桃、桜、それから木蓮、あとは杏もそうかな。 他にもいろいろあって日本でそういう木は結構ポピュラーなもので しかも身近にたくさんあるので違和感を感じないのですけれど 外国にはそういう木はあまりないらしく 春の日本にやってきた外国人の方々はすごく驚くのだそうな。
まぁ確かに。 桜の咲いている山は桃色だもの。緑がないもんねェ。 はじめて見たらそりゃービックリするに違いないと思います。 桃色の葉をつける木があるのかと思うのも頷けるってもんです。
桜が咲いているのを見ていると 日本人がそこらじゅうに桜を植えたがるのもわかります。 桜って日本人の心だよねェ。和の心髄っていうか。 でも散るのを見ると、どうしても寂しくなってしまうのです。 それに、散った後の地面(特にアスファルトの上なんか)は美しくないです……。 誰か掃除して(自分でしろ)
わびさびってヤツなんでしょうかねー。 わび:飾りやおごりを捨てた、ひっそりとした枯淡な味わい。茶道・俳諧の理念の一つ。 さび:蕉風俳諧の基調をなす静かで落ち着いた俳諧的境地・表現美。
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