まつや清の日記

2007年02月23日(金) 知事、怒鳴り気味に啖呵切る

 今日の本会議は、大石哲司議員、池谷晴一議員、鳥澤富雄議員、前沢侑議員の4人の一般質問、終了後に政務調査費検討委員会の開催。大石哲司議員は「赤字の責任をどうとるのか」のメールを紹介し、大ミエを切りました。

 「その時は、自分の財産処分を検討する」と。この意気込みに合わせるのは得策でないと判断したのか、知事答弁は淡々としたもの、NHK番組をきっかけにした反対世論の盛り上がりを気にしているのかもしれません。

 池谷議員が東部地域の合併問題で、合併推進審議会の3市3町合併論を地元首長がことごとく同意していない現状に対する認識を問いただしました。「勧告しても聞いてもらえないんじゃ、しても無駄」答弁に大爆笑。

 知事が全国でいち早く合併推進審議会を設置し、民意を無視して総務省の「お先棒担ぎ」での合併強要が問題です。蒲原町、焼津市など2市2町問題含め反省が求められています。憮然とした答弁姿勢に怒りを感じました。

 鳥澤議員の多選知事の認識の問いただしに「自民党も民主党3選までといっている、4選の知事が答えても」とはぐらかしましたが、一般競争入札問題では「私のやり方でやっていく」と怒鳴り気味で啖呵を切りました。

 前沢議員は、介護保険制度の財政難を療養型病床群の削減で乗り切ろうとする政府のやり方では「介護難民」がでてしまうと、この質問には知事自身は答えず、清水港問題の方を優先しての答弁を行ないました。

 来週月曜日も一般質問です。

※※ 政務調査費検討委員傍聴
 第2回目の委員会、今日は政務調査費支給条例が作られる経過や全国の公開状況についての事務局からの報告が行なわれました。議論なく、次回日程にいくと思いきや、ある自民党議員が「市民の風」支出の中身に触れて、本来、政務調査費は会派に支給されるのが筋と一人会派に支給されていることがおかしいかのような、そして人件費支出がおかしいかのような議論の展開でした。法律を知らないようです。大会派に職員が税金で配置されているこの特権をどう考えるんでしょうか。議院内閣制と異なる大統領制度においての会派存在の矛盾、会派と個人議員の関係を整理出来ていないようです。私を、これからの委員会で参考人として呼ぶことも検討したいそうですが、臨むところです。参考人というより、自由に発言できる委員として参加したいものです。

 こうした中身議論は大いに歓迎ですが、先ずは自民党会派の個人個人の領収書の公開をしてから語って欲しいものです。結局そこは、自分たちは政党で、たかが一人会派の議員という「見下した」発想と政党活動を公開することは政治活動の自由を奪うという発送があるようです。

 で、議論がどこにいくかというと、国会議員の議員特権批判です。その気持ちはよくわかります。本来、この政務調査費は国会議員が50年前に立法事務費(60万、議論の中では65万という説明もありました)として法律制定してきたものです。今でも領収書無しです。文書交通費100万の同様です。秘書人件費、交通費、議員宿舎、政党助成金など特権はいっぱいあります。そうしたことも含めて、地方から政治を変えていくという観点に立てば、国会議員問題も今回の政務調査費の検討の議論に大いに活用できます。

 それにしても、この4年間に何故、こうした議論をやってこなかったのか、そのことをどう考えているのでしょうか。今日の議論でいくと、公開までまだまだ時間がかかりそうです。


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K.matsuya

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