2007年02月01日(木) |
「女性は産む機械」発言に野党審議拒否! |
松江市の県議を前にして柳沢厚生労働大臣が発言内容は「15から50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、機械というのは言うのは何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」(毎日新聞)です。
直ちに、野党系女性国会議員が辞任要求、そして野党全体で審議拒否にまで発展。あきれるばかりの発言ですが、この発言を男性である私たちはどのように受け止めるべきであるのでしょうか。
女性が産む機械なら、男性も機械であるわけですが、何と表現されるか。大臣も女性のお子さんがいらっしゃるとのことです。まさか、自分の妻や子供を生む機械とも、生まれた子供も産む機械とも思っていないはずです。
物事の比喩的表現はありますが、出産を工場の機械に例えるその発想がどこから生まれているか、政治的批判と同時に根源的な問題として捉える必要があります。結局、生きている一人一人の人間の姿が機械ロボットとしか見えない、人間がモノに見える貧困な政治観、その政治姿勢を問題にしなけれならないのでは、と思いますが、いかがでしょうか。
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