まつや清の日記

2006年12月04日(月) オオタカ営巣林の伐採、一旦の中止

 午前中、生活クラブ生協の皆さんの清水港での調査活動に同行しました。今回の詳しい調査結果とシンジェンタ社のとうもろこしBt10の試験栽培含め、環境森林部、農業水産部と話合いシケジュールの調整を要請されて散会しました。

 夕方になって、突然、オオタカ調査会からのオオタカの営巣林伐採が始まっている事に対する抗議の申入れをしたいのでアポイントをとの連絡がありました。緊急ということで、17:15から空港部山田了一技監らとの話合いをセットしました。

 オオタカ調査会の24日県へ、27日の環境省への申入れと質問状という連続的な活動で、環境省が事実関係の確認をしたい、ということで工事はストップしていました。ところが住民グループへの回答もしないままに工事が再開されたわけです。

 緊急にもかかわらず全社的なマスコミ取材、そして抗議に対して山田技監は、明日の夕方の(時間は後で議員あてに連絡する)話合い、それまで工事はストップする(現地の受託業者の現状を確認した上で)ことを約束しました。 
 
 土地収用による明渡し請求日も決まったのだから工事は順調に進む、だから、オオタカの営巣林・木伐採は「強行」できる、と理解しているとしたら大きな勘違いです。オオタカ保護に関しての説明責任は解消されるはずもありません。

 同様に土地収用で、空港本体工事も「強行」出来る考えているとしたら大きな間違いです。「口先だけ」の円満解決を語りながら強制収用というその姿勢、空港反対運動など無視、で果たしてそれで県民世論を納得させられるのか。

 住民グループの側もこうした小さな積み重ねでやはり空港建設事業が問題を何ら解決していない、説明責任を果たしていない、この県民世論への丁寧な語りかけが必要だ、ということの教訓を今回、得る事がが出来たのではないかと思います。


 < 過去  INDEX  未来 >


K.matsuya

My追加