2006年02月16日(木) |
神戸空港開港に4社が社説 |
今日は雨模様でしたが、新静岡センター前で2月の街頭演説を行いました。きのうは大変暖かい日でした。今日の朝も暖かかったのですが、演説途中で雨が降り始め風も強かったため、マイクを握る手がとても冷たくて、やっぱりまだ冬を実感しました。通勤途中の1人の方が、わざわざチラシを取りに来てくれて静岡空港に対する批判の声を伝えてくれました。元気が出ました。
今日の神戸空港の開港に、4社の社説は、いずれも手厳しい批判を展開しました。
読売新聞―「滑走路の過剰をどう克服するか」として「「経営難に陥ったとしても、それは神戸市の自己責任だ。関西や伊丹の足を引っ張る独走を慎んでほしい。神戸が国際線などで増便すれば、巨大な投資をした関空の経営に悪影響を与えかねない」
朝日新聞―「手放しでは祝えない」として、「神戸空港は、自らの都合で増便や国際線の誘致が出きる立場ではない。厳しい条件のもとで建設が認められたのだ。関西圏は半径25キロ圏に3空港がひしめくことになった。地域エゴから互いに利用客を奪い合いするようでは、共倒れになる危険さえある」
日経新聞―「神戸開港を契機に政策転換を」として、「地元エゴに振り回されて帰既成事実を重ねたあげく、開港直前になって「役割分担」を言うのは一般国民の目にはいかにもむなしく映る。政府のすべきことは、過去の過ちをくりかえさぬための抜本的な空港政策の転換である」
産経新聞―「相互補完し共存の道探れ」として「国土交通省は関空を国際線基幹空港、伊丹を国内線基幹空港、神戸を阪神間の需要を賄う地方空港と役割分担する。しかし、現実には国交省の思惑通りに収まるはずもない。・・空港間の正当な競争はもちろん必要だが、体力を消耗し共倒れしては元も子もない」
静岡新聞ー「連携して利便性向上を」として「関空を離発着する航空機が(神戸空港の)上空を頻繁に飛行する。これに神戸空港が加わり大阪湾上空の混雑は避けられない。国土交通省は、飛行が重なるコースの高度差を大きくするなど措置を取ったが、安全確保に普段の努力が必要だ」
当然、この開港に伴って静岡空港も議論の対象になることは明らかです。昨日の朝日新聞一面トップで「逆風地方空港 神戸駆けこみ」の見出しで「利用客奪い合い」「採算取れず税で補填も」と採算性の難しさを強調しました。こうした中で静岡空港の強制収用手続が始まります。地方空港のもう一つの反面教師です。
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