2006年01月11日(水) |
多重債務者の協同組合 |
今日の街頭演説のはじまりは、新潟県津南町、長野県栄村の豪雪による集落の孤立の話からでした。4mという積雪は私自身も経験したことがありません。地球温暖化の一つの現われ、雪害が台風や地震などの自然災害ほどに認識されていないなどの指摘もされています。既に80名近い方々が亡くなっています。恒久対策が必要です。それにしても静岡県は気候風土に恵まれている事を実感します。
演説終了後、ただちに「ネットワーク横浜」という神奈川県の生活クラブ生協から生まれたローカルパーティの総会に向かいました。二大政党化の時代に女性・生活者政治が埋没する様を昨年の都議選挙で東京生活者ネットワークの女性議員6名が3名に半減する現実にみた彼女達が、臨時総会を開催して来年の統一地方選挙に備えようという集まりです。
私が「虹と緑の500人リスト運動」の共同代表を担当しており、07年4月「地方から政治を変えよう」候補者リスト運動を呼びかけていることもあって、来賓としての参加でした。午後の賀詞交換会では、中田横浜市長のお話をはじめて聞きました。身長が高く、発言もシャープでした。人気の理由を垣間見た感じです。岩国哲人衆議院議員も参加されており、昨年の知事選挙での応援のお礼を述べました。
来賓の1人に生活クラブ生協生みの親の1人横田克巳さんに会いました。彼は、今、多重債務者の協同組合を作ろうとしているが、東京都がなかなか許可しないとのことでした。NPOでは駄目なんですか、と聞いたら、NPOでは、本人を最後までの支援する仕組みにならない、協同組合の会員ということで長期にわたってのサポートが可能になるし、銀行のサポート体制も作ろうとしているとのことでした。
格差社会をどうするか、現在の政治スローガンとしてはよく使われます。しかし、具体的にどう対応するのか、という問いに社会装置としてのサポート体制を作る事なしに答えを出した事になりません。以前より、総合テーマでの相談センターの必要性を痛感していただけに、横田さんのお話は大変参考になりました。特に、労働界との連携も重要だとの指摘は、多いに考えさせられました。
静岡的仕組みについて、横田さんの論文を読みながら、帰りの新幹線の中で考えてきました。アイディアが求められます。
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