2005年12月26日(月) |
兵庫県の国民保護計画、集中行革プラン、政務調査費視察 |
今日は年末のあわただしい中、兵庫県の視察をしました。テーマは、 1、三位一体改革と来年度の予算編成 2、国民保護計画 3、集中行革プラン 4、議員の政務調査費 の4点でした。が、ちょうど予算編成あわただしい時期であったため、1は無理とのことで、2,3,4について勉強させてもらいました。
国民保護計画については、兵庫県弁護士会が全国で初めて弁護士会としての批判的対案を準備されていたこともあってどのような計画案であるのか関心がありました。最初の計画慨案から9点の修正が企画部会で議論されているとのことでした。計画のタイトルに国民保護計画だけであったものに「県民の保護を目指して」という副題をつけ、県民に外国人が含まれることを明記するとのことです。
また計画に作成に当たっての基本的考え方に「有事における行動を民主的に事前にコントロールする枠組みができた」のところの「コントロールとは権力をコントロール」する意味、「政府の外交努力により武力攻撃の発生を未然に防ぐことが何よりも重要であり、兵庫県においても、国際平和を追求する立場から、多文化共生の社会作り、草の根の国際協力など様々な取組を展開」など独自性があります。
詳しくは資料がありますので、問いあわせ下さい。阪神淡路大震災を経験しているだけに、学ぶべき点がありました。勿論、このような武力攻撃事態が本当にあり得るのか、という根本的問題があることは言うまでもありません。そうした中での弁護士会の主張が少しは取り入れられていることを確認できました。静岡県でも2月に最後の協議会がありますが、この視察の成果を活用したいと思います。
総務省から求められている今年度中の集中行革プランについては、2004年度に5年間計画を再策定しているので、この案をもとに対応するとのことでした。また、政務調査費については、オンブズマンから監査請求も出ていて世論的にも使途に関しての関心が高まっており、いくつかの改善なされているとのことでした。島田市での訴訟の件もあり、参考になることが沢山ありました。
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