2005年11月04日(金) |
制限表面区域の強制測量日程公表に緊急記者会見 |
今日、谷空港部長は、11月29日から12月12日の静岡空港の制限表面区域4、9haの強制測量日程を公表しました。ただちに、15:30から反対派としての緊急記者会見を行いました。ただ、あまりに突然で地権者は記者クラブまで来る事が出来ず、県民の会の事務局長の桜井さんと私での対応でした。
桜井さんから4団対によるコメント説明があり、私からは3点意見を述べました。 1、強制測量の2周間は、12月1日からの議会と重なっており、激しい抵抗が予想される中で、直接の責任者である空港部長は議会の答弁席に座っており、責任者なき測量の強行は無責任極まりない。 2、知事は、反対派地権者に話合いの申し入れる手紙を出しておきながらのその返事も受けとっていない段階での測量実施発表は、話し合いの姿勢を自ら覆すもので、最高責任者として政治的倫理を疑う。 3、混乱を避けるために話し合いの努力をすべきであり、測量は延期すべきである。
9月の強制測量は、総選挙の最中でした。今回は県議会の最中ですが、反対派にとって、問題は県民の世論にどのように訴えるかが最大のポイントと思います。1日の本会議や6日、7日、8日、9日の代表・一般質問時での現地での抵抗をどのように議員の方々や県民の方々に伝えられるか。このことは、逆に県知事と空港部にとっては、最大の弱点です。過信をしてのこのスケジュールであるのか、09年開港スケジュールに焦りを感じているのか。いずれにしても12月は歴史的な闘い、天王山となることは間違いありません。
会見の終わりの方で、26日の土地収用法の全国シンポジウムのお知らせもしました。(ホームページの表紙のところに載っています)
※ 空港に反対する地権者・住民の会、空港はいらない!静岡県民の会、空港に反対する共有地権者の会、空港に反対するオオタカ・トラストの会の共同コメント
1、発表は強権発動を突き進む県の”暴走”である。 2、対象地の山林及び茶畑は所有者、大井寿生の生活基盤であり、この権利の強奪は著しい人権侵害であり、生活権を奪い、破壊するものである。 3、同じく豊かな自然環境を象徴するオオタカの営巣地、営巣林の存在を否定し、公的機関に義務付けられている生物多様性の尊重に反し、条約及び法律に違反する行為である。 4、同じく、県民世論を無視し、県民に対する説明責任を放棄するものであり、測量、調査期間内は県議会開会中を無視した行政の横暴きわまる行為である。 5、以上のことから、地権者、共有地権者、立ち木所有者は総意を持って、県発表に断固抗議する。また、11月27日開催する現地集会を大きく成功させ、11月29日以降の「35条調査」に対して自らの権利を守る為に、最大限の抵抗を持って対応する。
※ 県議会決算委員会・総務部と選挙管理委員会については、谷空港部長の突然の記者会見で、全部を傍聴できませんでした。午後の1時間ほどでしたが、その間の質疑には財政危機と再建に関する議論がほとんどありませんでした。ひょっとして聞いていない時に質疑があったのかもしれませんが残念です。
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