2005年10月22日(土) |
空港現地、制限表面区域の調査に参加 |
17日、国民保護計画へのパブリックコメント提出に立ち会っていた最中に、谷空港部長は、記者会見を行い、静岡空港の制限表面区域の土地収用の保留手続を解除し、強制収用の対象とする事を発表していました。私は、翌日の新聞でこの事態を知りました。本体用地での測量が「混乱もなく」終わっているとの認識ですから予定通りの進捗状況なのかもしれません。
問題は、いつ強制測量を開始するかですが、谷空港部長および静岡県としては予定通り12月中にやりたいとの事のようです。12月は1日から20日まで議会開催中になります。幹部は議会に拘束されますので、どの部分で10日間を確保するのか、大いに関心がわきます。議会無視で、あるいは、幹部抜きで、現地集中を行うつもりかもしれません。
空港はいらない静岡県民の会でもこれを受けて、今日、対象の制限表面区域の現地調査を行いました。私も参加しましたが4、9ヘクタールというのは相当に広いという印象です。あかみちや買収された土地、そして反対地権者の大井寿生さんの土地、共有地など歩きました。あちこちにトラストの木と所有者の名札が目につきます。前回の反対派の土地が分散しているのとは違って今回は、一つのまとまった土地で、尚且つ山になっているので、測量はかなり大変と言う印象を持ちました。
また、この土地には、オオタカの営巣木があるところでもあります。県側がどのような方法でこの山全体を測量する計画を立てるのか。「安全確保」の約束はどのように履行されるのか。早く計画案を知りたいものです。既に、本部事務所建設場所と思われる土地はきれいに整備されていました。この間にも、ガードマンによるパトロール車がひっきりなしで道路を走っており、空からは、ヘリが飛びまわっています。あのヘリは何をしているんでしょう。
一昨日の土地収用取消しを求める訴訟では、県が行政法に基づいて補助者の申請を行ったことです。この法律的意味はなんであるのか、傍聴者からは大きな批判で出ていたようです。私の視察中にもいろんな事が起きています。事態はドンドン進行していますが、気を引き締めていきたいと思います。
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