2005年10月08日(土) |
毎日新聞「団塊の世代ーもうすぐ還暦」(広場欄)を読む |
今日の毎日新聞”主張 提言 討論の広場”欄で、「団塊の世代ーもうすぐ還暦」をテーマに三人の識者が、主張しています。
関川夏央さん−「老人らしく」なれるかー数をたのみ「若者文化」席巻した世代 罪滅ぼしにお金を使って社会の役に
残間里恵子さんー新しい流行を今こそ−消費の流れ変え感性に合う事物を模索 年寄り扱いの企業とミスマッチ目立つ
金子 勝さん−若者の職奪う再雇用−団塊の「好機到来説」は根拠なき幻想 定年前に年金と雇用ルールを確立せよ
関川さん曰く「自己像はせいぜい35歳、なのに客観像は中年晩期、あるいはれっきとした初老、このギャップは埋めがたいのである。本人も落ちつきが悪いのである。」。実感。
残間さん曰く「現在、企業でシニアプロジェクトの責任者をになっているのは40代後半の人たちなのだが、彼らは未だに「流行化現象は若者から」と思いこんでいるのである。」。成程。
金子さん曰く「当初、団塊の世代は学生運動世代として華々しくデビュ−したものの、その後は企業戦士となって「マイホーム主義」に走り、やがて企業の中心になってバブル経済を担った。そしてバブル崩壊後は、政治家でも経営者でも自らの世代から真っ当なリーダーを輩出できず、社会の無責任体制を蔓延させた。」。手厳しい。
9月本会議でも、二人の議員がこの「団塊の世代問題」を取り上げました。もっぱら07年問題は行政的には、退職金問題ですが、これとは違った観点で大いに議論をして見たいものです。県庁内職員の総室長、部長職はほとんどが団塊の世代です。いうまでもなく、谷空港部長も、岩崎空港管理対策室長も、そうです。土地収用の先頭に立つ彼らの心境は如何に。
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