2005年10月04日(火) |
またも簿外ニュースのはじまりでしょうか |
商工労働委員会では、以下の質問を行いました。 1、しずおか産業創造機構の事業評価 2、労働金庫の簿外資金問題への県の監督権限 3、街づくり三法見なおしの評価と静岡市へのイオン進出 4、労働者派遣法改正と非正規労働現場 5、外国人労働者の医療保険 6、ニート・フリータ−問題への対応 7、アスベスト問題と労働行政 8、指定管理者制度への応募
福島県で提案されている「商業まちづくり条例」と街づくり三法見なおし中間報告案をもとに議論しました。また、商工金融室が持っている労働金庫への監督権限が決算審査に報告事項として取上げられていましたので、今年の4月の労働金庫の簿外資金=裏金問題についても問いただしました。 商工金融室からの資料提供や労働金庫の記者会見資料、理事会議事録の閲覧などから、簿外資金の全容把握に努めました。実はいただいた資料では、簿外資金の合計額もわからなければ、使途も不明というのが実体でした。今日の議会で商工金融室長答弁で明らかになった新事実は、約3380万の簿外資金があったこと、1580万余を裏金として使い、約1800万円(これは既に公表されていた事実)を返却したと言うことです。
1580万のうち、既に公表されていいた業務事故へ849万円に加えて、別の簿外資金口座に250万円をいれた事が新事実として明らかになりました。が、これが何の為に別の簿外資金に入れられたのか、この250万円うを既に解決済みの02年の簿外資金=裏金問題で、県はこの事実を把握していたのか、が問題になります。このことについては、労働金庫の営業上の情報という理由で現段階での公表を差し控えるとの対応で今日のところは終わりました。いずれ公表しなければならない事態になる事は必至です。
また、労働金庫の理事会議事録によれば、「連合静岡に渡ったことが事実であればどう使ったかが求められる」とあり、連合静岡関係への支出が何らかの形で隠ぺいされていた可能性があり、商工金融室で掌握している事実関係に関わる資料の議会への提出を求めました。商工労働委員会委員長と商工労働部で提出の方法について協議してもらう事になりました。
さて、私が商工労働委員会で質疑している最中に、総務委員会ではまたもや簿外郵券発見の公表が行われていたようです。赴任したばかりの白岩総務部長の初仕事が簿外郵券問題とは、皮肉と言うか、静岡県政に暗雲が立ち込めるかのようです。事実関係としては、沼津財務事務所自動車税分室軽自動車窓口(長泉町)から99枚、計1万2662円分が見つかったとのことです。
切手は先月27日に担当職員が机の横にあるキャビネットの引き出しから封筒に入った郵券を見つけたこと、全庁特別調査の際のチェックもれで、10年以上前に購入した切手とのこと、です。ただ単なるチェックもれなのか、財務事務所での発見と言うことから類推される新たな事態のはじまりなのか、大いに気になるところです。
今日は、傍聴者が、商工労働委員会だけでなく、空港やプルサーマル、大井川ゼロエミッションなどで10名くらいもありました。県議会の活性化がはじまっているようです。明日は、大田川ダム問題を水道事業問題にからめてやりますが、御前崎市では原子力発電所問題懇談会、さわがしい毎日です。
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