まつや清の日記

2005年08月04日(木) 道路公団・橋梁談合での捜査の行方

 郵政解散、可決か否決か、毎日のニュースのトップになり始めました。参議院否決で衆議院を召集しなくても解散か、など止まりようがないような動きになってきました。

 こうした状況の中で、6月議会では想定もしなかった道路公団の副総裁や理事までもが逮捕され、静岡県の富士高架橋談合という静岡県に関わりのある問題を軸に捜査が進んでいます。現段階では、道路公団幹部と天下り企業との情報交換、企業間の談合問題です。これが、政治家との癒着問題に発展するのかどうか、私含め静岡県関係者は注目しています。

 6月議会で私は知事が全国高速道路建設協議会会長を引き受けていることに関連して、「知事は、橋梁談合に関わった企業や道路公団関係者との面識はあったのか。また、政治献金や政治資金パーティなどの関わりはなかったか。また、知事は全国高速道路建設協議会会長として第2東名など建設促進の先頭に立ってきたが、今回の事件をどう認識されているか」を質問しました。

 その時の答弁は以下の通りです。
 「今回の事件の認識についてでありますが、入札談合、独占禁止法が禁止する行為のひとつがカルテルの典型事例であって、公正な取引を妨害するだけでなく、納税者、利用者などの国民の信頼を裏切る、公益を損なう行為であり、決して許されるものではありません。
 橋梁談合に関わった企業や道路公団関係者との面識につきましては、私は様々な会合で、様々な方とお会いする機会が多く、その際、これらの関係者とお会いしている可能性はありますけれども、特に面識があるとの認識はありません。面識があるということについて、どう言う点があればそのように言われるのか分かりませんが、常識的に私が認識している面識があるという、そういう面での認識はありません。
 政治献金や政治資金パーティなどの関わりにつきましては、現在、企業献金は制度と認められておりませんので、ご指摘の企業にかかわっていることはありませんが、パーティにどのような方が実際に参加されたのかに付いては、詳細は承知しておりません」

 道路公団問題は政治家の関係まで行くのかどうか、大いに注目です。

※ 大変関心を持たれていた橋本総務部長の去就ですが8月2日段階では完全否定していましたが、翌日の静岡新聞に総務省に帰任することが報道されました。今日は副知事の留任案が夕刊で報道されています。


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K.matsuya

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