まつや清の日記

2005年07月29日(金) 頑張れ!石川豊治蒲原町長

 県知事選挙と同じ時期に行われた蒲原町長選挙、合併反対派の石川さんが僅差で勝利しました。当選直後に静岡市との合併事務作業の中止指示を出し、撤回せざるをえなかったという報道を目にしながら動向が気になっていました。

 昨日の静岡新聞夕刊でインタビュー記事がありました。「12月の定例議会に向けて合併関連議案の再提出が可能なのか検討を始めます」「仮に議決が法的に認められないとしても、町議会の現在の意志を再提示していくことに意義があると思います」「あらゆる手段を検討して元の蒲原町に戻す努力を続けます」。

 このインタビューを読んで見ると新町長の中に「元の蒲原町に戻す戦略」が不明確のように思われます。助役を選んで合併白紙の手続きを明確にするということでしょうが、ちょっと不安を感じます。県議会の果たした役割を考えると他人事ではありません。

 この問題は、3月の知事提案の際に触れていますが、最終的には、小嶋静岡市長による4月1日以降の静岡臨時議会の召集、分離・分割提案しかありません。その為には、蒲原町長だけでなく町議会の意志としても合併ノーを確認しておかなければなりません。ただ、町議会も前町長と同一歩調で住民投票結果を無視して合併議決をしているだけに、多数派工作が成立しているのかどうか、これは重要な問題です。

 蒲原町長頑張れ!
 1度、町長を訪ねてみたいと思います。

 ※※産経新聞で選挙連載4「浮動票より投票率抑制 共産党との共闘 44,49%の陰に「奇妙なねじれ」」。読みましたが、やや気になる箇所もあります。「自前の後援会を持たず、選挙ポスターをを全県に張ることさえ難しい吉田にとって、共産の組織と動員力は、のどから手が出るほどほしかった」。これはきのうの日記でも触れています。選対への取材でそうした認識を示した方がいるからそうなっているのか、よくわかりませんが、少なくも私はこの認識は持っていませんので、違和感があります。

 「投票率があがるほどこちらが不利になる」論、私は「微妙」と日記で書いた事がありますが、不利と断定は出来ません。共産推薦問題で、「社民に推薦を求めた。革新色を強める事で一定の票を確保すると同時に、一般有権者の関心を薄め、投票率を下げる奇策だった」は、かなり事実と違うのではないかと思います。社民推薦は、出来る限りの共産党だけの推薦でなく、幅広い政党が支持していることで県民党色を強めたいということでありました。これが、「投票率を下げる奇策」論まで行くと首をひねりたくなります。

 


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K.matsuya

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