まつや清の日記

2005年06月24日(金) 知事、はぐらかし答弁

 今日の本会議、50名を越える方々が傍聴に来て下さいました。感謝申し上げます。今日の質問内容は、速報コーナーにアップしてあります。再質問、再々質問をしたくてかなり早口の質問でしたので、「当局には質問は渡っているかもしれないが、議員にも分かるようにゆっくり質問してよ」は同僚議員のアドバイス。

 要は知事が「認定後出馬の約束」を「認定前出馬に変節」したことの説明責任を求めたのですが、まるで答弁する気なく、はぐらかし、はぐらかし。認定後出馬は、必ず認定されるとの見通し、だから「死刑判決」論を展開できた、そして多選批判、不祥事責任追及かわしとしての「空港建設しあげ」を出馬の大義とする、この二つで構成されていました。

 それが、認定前出馬に変節するわけですが、変わるためにはまず、『剣道のまあい』論まで持ち出し剣道での勝ち方に例えて、必ず認定されるとしていた、それが実現していない中で出馬表明するわけですが、そこでは、見通しの誤りを吐露しなければなりません。剣道に例えれば、真剣勝負であったわけで、そこで勝てなかった、勝てないかったのに、あれは真剣勝負でなかった、練習試合みたいなもの、もう一度やらせてください、出馬させてくださいと言っているに等しい、そこをきちんとけじめをつけるべき。

 では、何故、見通しを誤ったか、それは二つある、1つは公聴会での2000通もの意見書、住民の声が見えていない、聞こえていない、政治家としては欠陥商品みたいなもの。もうひとつは、私事である知事自身の政治的進退を公権力の発動と一体化、イコールにしたこと、長期政権のおごり、思いあがり。この二つのことについて知事はどう考えるか、これが再質問での質問趣旨でした。うまく伝わらなかった事もありますが、最初から答える気がなかった、というのが実情と思います。

 本来なら、あの時点で、「出馬しない」ことを表明して、それに対して万余の出馬コールというならそれに応えての出馬表明というのは成り立ちます。

 あと、総務部長との質疑は、簿外郵券に間する内部告発があるが、簿外郵券がプール金の温床であったというものであるがこれは現在非公表の調査メモに関わる、この匿名の告発は弁護士対応で調査をすべき、その場合は、調査メモも対象に調査されるのか、というものでした。これもうまく伝わらず、という感じでした。

 気になった事、歴史教科書問題で質問中に、「おまえは日本人か」のヤジが出たこと、残念な気持ちです。これだけ韓国、中国との緊張関係が生まれている、その背景を冷静に議論していかなければならないのに。

 

 


 < 過去  INDEX  未来 >


K.matsuya

My追加