まつや清の日記

2005年05月27日(金) 障害者自立支援法案の研究会に参加

 地方自治政策情報センター主催の「国ー地方政策研究会」に参加しました。テーマは障害者自立支援法案。地方議員が、学識者・政府・各政党それぞれから、地方政治にかかわる課題を研究する企画で参議院議員会館で開催されました。

 議員会館前では、障害者団体が法案の撤回を求めてハンガーストライキに入っていました。地元・静岡市の障害者グループからもこの法案が報道されるや「何とかしてほしい」の電話連絡を頂いていました。とにかく問題点をきちんと把握しないとと思い参加しました。

 論点は数多くあります。
1、負担が応益から応能負担へ、しかも世帯単位。
2、サービス料の決定が当事者抜き。
3、移動介護が自立支援一般。
などですが、「家族からの独立が自立への第一歩」としてきたこれまでの障害者施策の根本的転換でこの法案の認めることができない、当事者からの強い主張がなされました。

 厚生労働省・援護局・傷害保険福祉部ー障害保健福祉改革推進室・室長補佐の林俊宏さんの説明は、国から視点での説明で、当然といえば当然ですが、現場感覚とはまったく違っっていて、あきれと、一方で整然とした官僚的説明。政党は、民主党・共産党は欠席で、社民党の政審会長・阿部ともこ衆議院議員が法案への考え方を表明。

 とにかく、現場の声、基礎自治体の実態を政府に、国会議員に伝えることが今、一番大切であることが訴えられました。すでに東京都小平市や中野区、茨城県でこの問題で議会決議があがっているとの事、どう対応できるのか。

※※ 今日も静岡空港付議されず。石川知事が夕方緊急記者会見を行って「土地収用の許可が出なくても出馬する」との発表をしたとの事。明らかに路線転換。


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K.matsuya

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