まつや清の日記

2005年03月07日(月) 石川知事、歴史の判断を待ちたい

 昨日のマラソンで足腰痛くて、でも心地よい感じでしたが、これはマラソン止められない一番の理由かもしれません。

 さて、今日は一般質問最終日で天野進吾議員、岡本信也議員、森竹次郎議員の3人がいずれも空港建設について質問しました。

 天野進吾議員、立場は違いますが、なかなかの厳しい質問。2月17日の中部国際空港の開港を苦々しく見ていた県民は少ないはず。強制収用という地権者とのこじれ、開港の遅れ、これはどこから生まれたのか。自分は清静バイパスで強制収用の手続をしながら、元日に反対の委員長が自宅訪ねてきて問題を解決してきた経験がある。

 いささか皮肉な論理だが、と断りながら、
1、8000人の雇用と1年間500億円の経済波及効果、2年延長したということは1000億円のロス。これは収用の決断が遅れたことに起因する。どう考えるか。
2、2年間の間に建設局に25人、島田現地事務所に45人、70人の職員尾人件費、1人年間800万として5億6000万、2年遅れた分で11億円の損質、どう考えるか。
2、空港建設に対する決意を聞きたい。

 知事曰く「機を熟するのを待って、昨年の11月にその判断。事業認定の要素はいくつかあるがいちいち触れないが、その適否は歴史の判断を待ちたい。事業認定をうることが前提だが県政の責任者として全力で取組み考えだ」と答弁。

 天野議員、知事は問題解決のために「反対派の懐に入って解決しようとしたのか」を言いたかったようです。なるほどと確かに。知事は気持ちのどこかに買収に応じなければ「担保としての収用がある」と言う安易な官僚的発想が色濃く漂っていた事はまちがいありません。


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K.matsuya

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