2004年08月05日(木) |
麻機遊水地で規制値を越えるダイオキシン |
4日、5日と環境森林農水委員会で県内視察。 この点については明日報告します。
さて、視察中に麻機遊水地(第4工区)の水質、底質で4,4ピコグラム、260ピコグラムの規制値を越える調査結果が出たとの情報が委員に報告されました。
えー! 吉津地区での問題が一挙に私の観山中学区での問題に。 子供たち3人が通った学校のそばの麻機遊水地。 学校の授業や部活動、遊びと慣れ親しんだ場所。
しかも、水害対策を兼ねて親水公園構想があり、地元でも柴揚げ漁保存会や、麻機湿原を保存する会、野鳥の会は自然の宝庫として様々な企画や計画が練られていた所なのに。
視察から戻り次第、まず担当の河川海岸整備室、生活環境室、教育委員会、観山中学校、静岡市廃棄物対策課と状況把握のために連絡。
昨年の11月、6月と調査が行われており、今回中間発表で公表。結果を受け、専門家委員会を設置し、汚染状況の調査方法を確認して、直ちに実態の把握と原因の特定、対策を確定するとの事です。3ヶ月後くらいにはある程度の方向性が出そうな印象でした。
とりあえずの対策として、麻機遊水地の水は飲まない、魚介類は食べないという看板を掲げる、地元説明会。そして、せっかくの自然の宝庫、麻機遊水地のイメージが壊れる風評被害を避けたいとする危機感が大変大きいようです。気持ちはよく分かりますが、まずは実態調査、そしてあまり楽観視せず、ダイオキシン汚染の怖さも十分に認識して対応を急いでほしいと願うばかりです。
まずは、地元の住民どおしで学習会から始めたいと思います。
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