2004年07月30日(金) |
映画『スパイダーマン2』を観る |
早くから娯楽映画『スパイダーマン2』は宣伝がはじまっていました。 議会も終わり、よし!と劇場に。
「中途半端な気持ちでは生きていくことができない」。 メリー・ジェーンが、宇宙飛行士との結婚式場からスパイダーマンの所へと走った後の最後のセリフである。
今回のシナリオは、スパイダーマンが悪と闘い続ける以上、恋人に常に危険がともなう、それは避けなければならない、強き正義の味方「スパイダーマン」として生きるのか、普通の良き人間として恋人と共に生きるのか、をテーマにして、心の葛藤を描く。
そして、恋人を捨ててたちあがる、英雄主義、ヒーロー、でもとても楽にその気分に浸らせてくれる。既にスパイダーマンの正体が明らかになっており、ハッピーな結末、アメリカらしい映画である。最後は、もう1人の悪の「スパイダーマン」が登場する続編を匂わせて終わらせる。
「誰の心に中にも、ヒーローがいる」 生きる人間にとって、英雄主義的気分は必要である。 しかし、ブッシュ大統領のごとくの英雄主義がアメリカにはびこっている事を考えると、スカッとするけど、何か、後味の悪さが残ってしまう。 だったら、観るなよ、ですが、でもやっぱり観てしまう、映画ファン心理。
|