2004年06月04日(金) |
再生可能なエネルギー国際会議最終日 |
いよいよ最終日。 154カ国3600人以上の参加者となった再生可能なエネルギー国際会議は、64カ国の参加者が自主的に数値目標を含め協定を結びました。
経済協力開発大臣は、「再生可能なエネルギーは重要な資源の一つ、途上国で電気の需要が高い、既存のエネルギー源を止めて再生可能なエネルギーに移らなければならない、長期的に見てしっかりとした枠組みがあれば市場競争のなかで値段も下がり再生可能なエネルギーは広がっていきます、大事なことは政治や貧困についてエネルギーというものが政治的重要な一つであることを確認したことです」と述べました。
環境大臣は、「ヨハネスブルグで持続可能な社会の発展に向けて再生可能なエネルギーについて確認した、けれども、そのとき採択では具体策を盛り込むことが出きなかった、今回、長い道のりを乗り越えて具体案を採択できた、中国が2010年に10%、フィリピンが2013年に今の倍、ドイツが2020年に20%、シュレーダー首相は500万ユーロを途上国に援助することを約束した、今回決められた目標を全部実行すれば2015年には1年で12億トンのCO2が削減できる」と述べました。
通訳の方の翻訳を聞きながらこの国際会議の意義について改めて認識をさせられました。
終った後は、日本のNGOグループと懇談しました。環境エネルギー政策研究所の飯田哲也さんは、とにかく今回の国際会議は、1992年の段階で京都議定書が生まれることが予想できなかったように今回に再生可能なエネルギー国際会議がこのような形で開催されることが予想されなかったのに開催されたと言う事実、そして、この再生可能なエネルギーに関しての意義は、CO2削減が極めて規制的な側面を持つことに対して、技術の発展とその技術により新しい産業が生まれ新たに雇用を実現すると言う開放的な性格を持っていることが確認されたことです、述べていました。
あと半日という中でボン市の再生可能なエネルギー政策が具体的にどこの場で具体化しているか、また、ゴミ問題での状況について知りたいと市役所を訪れましたが、金曜日の午後からは休みとの事で、これにもびっくりしてしまいました。
さてどうしようと街を歩いているとミュンスター広場でバイオマスの設備の展示が行われているところに偶然遭遇。ほんとに感動してしまいました。今回の視察が、まさにここに完成したんだという実感でした。
詳しい報告は日本に戻って行いますので請うご期待!
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