2004年04月27日(火) |
農水産物の海外戦略と静岡空港シンポジウムに参加 |
静岡空港を活用した農水産物の海外戦略についてのシンポジウムに参加しました。石川知事が何と言うのか、チェックしたいがための参加でした。
知事は、意外にも静岡空港との関連で「夢物語」は語らず、それでも「静岡空港に悲観的な意見を持っている方々が広がっている」ことは認めて、そして農水省で海外輸出を専門に担当する部局が作られて、国際化に見合う農水産業の新しい展開について語っていました。 大丈夫ですか?石川さん?
シンポジウムは、 1、静岡県のマーケッティング室長・西宮寿和さんの「海外テストマーケティング事業」の報告 2、空路を活用した農業実践事業について東海園芸株式会社の山本勝さんが報告 3、国際航空輸送と生鮮貨物について日通総合研究所の三浦正史さんの講演
でした。
この企画・予算については、私は静岡空港建設を作らんがための国際戦略で、発想が逆転している、農水産物の国際化という下からの積み重ねでの議論でない、という意味において3月議会では反対討論しました。
実際、山本さんにしても、三浦さんにしても、議会で討論した内容とは違って、きわめて具体的な実践事例の紹介のシンポジウムで、私が懸念した静岡空港推進の企画というより冷静な日本の農業の実体についての提案と報告であったと思います。
その意味で、農業水産部は、静岡空港に振りまわされることなく、静岡県の農業の発展についての具体策を提案してほしいものです。
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