2004年04月23日(金) |
16万回分のインフルエンザワクチンの返還 |
日本経済新聞・本日付夕刊「現場にあったワクチン」の中で厚生労働省が16万回分のインフルエンザワクチンの返還発表との報道。 予測はしていたがやっぱり。
鳥インフルエンザの人間への感染―蔓延の可能性論とサーズとインフルエンザ初期症状似ているのでワクチン接収が必要論、そしてワクチン不足キャンペーンによって、世界の何千万にも人々の死ぬというパニックをあおるような報道から3ヶ月。
キャンペーンによって、ワクチンを買い占め、あるいは高価格化、「石油パニックでのトイレットペーパーさわぎ」にも似ていたとの評価もあります。
そもそも、ワクチンによる軽症化論の免疫学的根拠もしめせないにもかかわらず、とにかく接種を。無論、扇動した方々の立場にたてば「接種によって流行を食い止めることが出来た」ということになるのでしょうが、実際の追跡調査がきちんとやられるべきです。
実際、厚生労働省は、読売新聞によると小中学生の昨年の感染者は49万3000人、今年は29万8000人。「大流行のあった翌シーズンは、ウイルス感染を防ぐ抗体を体内に持つ人が増え、小規模な流行にとどまるとされるが、今年、流行が拡大しなかった詳しい理由は不明」と言う報道です。
まずは、県内医師会の実態調査からになります。感染症対策室にさっそくの問い合わせです。
※ 写真は呉服町・呉六商店街の新緑。アクセサリーショップ・ちぐさの山本耕三さんのまちづくり哲学によるみどり多い街並みです。
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