まつや清の日記

2004年04月18日(日) 静岡県警「裏金」調査報告を傍聴して




 遅まきながらの16日の県警「裏金」調査報告の傍聴感想です

1、捻出方法及び使途を公金横領など法的違反として捉えられていないこと。
 
 知事部局と教育委員会では、公的支出の実態のないもののみ返還―決着というラインが作られ、捻出方法の違法性は問われませんでした。犯罪を取り締まる機関での不正であるだけに知事部局とは違った意味での厳しい批判が存在しています。

2、前年度からの繰越金、そして次年度への繰越金、「裏金」管理の預金通用の存在、帳簿廃棄の経過などその実体が明らかになっていないこと。
 
 次年度に現金で10万円、預金で128万円、6月に新次長の下で費消、前年度分は、報告無し。預金通帳の元帳の調査をしたのかどうか、現金管理帳簿は廃棄との事ですが、誰がいつ、どんな方法でについては報告されていません。

3、証拠書類なき内部調査報告の客観性はどのように担保されるのかとうこと。

 本部長激励費は件数と合計金額だけで、証拠書類の説明は一切はありません。巷で言われる本部長への多額な餞別の実体は当然にも確認の方法がありません。報告書の元になる調査書類の公文書としての存在については議論もありませんでした。

4、議会と並んで、調査報告の第三者的チェック機関である公安委員会への審議内容が明らかになっていないこと。

 議会より多くの資料が提供されているはずと考えられます。公安委員会はどのような資料を入手して16日の報告で了承しているのか、一切明らかにされず、また、その意味で公安委員会の存在意義が問われています。

 今後は、県民からの怒りのアクション、警察官からの内部告発が今後どのように生まれてくるのか、そこがポイントになります。

※写真は、近所の畑での菜の花。


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K.matsuya

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