2004年04月11日(日) |
私たちの想いが伝わりました―武装グループの解放声明 |
イラクの武装グループの声明によって3人の解放が約束されました。 今日の夜9時・殺害という期限があっただけに、きのうの緊急集会を呼びかけた一人としては、胸に湧き上がるものがあります。 本当によかった!
日本政府がどのような関与をしたのか、昼の段階ではよく分かりません. が、家族の前に姿を見せなかった小泉首相は、無責任そのもので、国を代表する資格があるのか、と叫びたい気持ちです。
少なくも家族や自衛隊の撤退を求める全国の市民、NGOの声が、むしろ、政府より事態を動かしたと言っていいと思います。武装グループに現地マスコミを通じ、拘束メンバーがイラクの現状に心を痛めイラクの平和に貢献してきた人々であることが伝わったことは大きな要因です。
ニュースを見ていてベトナム戦争を想いだしました。当時のベトナムの解放戦線とアメリカの国内世論との連携です。
問題は、3人の解放でイラク問題が解決していないことです。依然としてアメリカ軍のイラク武装勢力への掃討作戦が続いています。日本人の命と同じようにイラクの人々の命、パレスチナ人々の命は大切です。毎日殺されています。
即事停戦が必要です。
それにしても、今日のサンデープロジェクトの番組編成は余りに政府・与党寄り、田原さんの岡崎元大使への発言の振りは度を越えていました。NHKの日曜討論の国連の枠組みによる復興シナリオの内容の方うがずーっとレベルが高いという印象でした。
政府・与党のひどさには目を被わんばかりですが、野党の問題解決へのプログラムもお粗末で、民主党の責任は大きいといわざるを得ません。野党、NGO外交による国際的なイラクの復興シナリオを早急に煮詰めていかなければなりません。
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